西村西望の大正7年の作品 製作のエピソードが残って居て 当時西村西望は日露戦争で戦死した軍神 橘中佐像を制作するために遺品を預かって居ました
アトリエに遊びに来た西望の当時3歳の長男・治禧(はるよし)が その遺品の軍靴を履いて西望に敬礼した姿をモデルにしたとのこと 小首を傾げたそのあどけなさは観る人に思わず微笑みを浮かべさせます
最初の写真は 京都嵯峨野観光線トロッコ嵐山駅前にて 次は井之頭自然文化園にて(北村西望の作品が陳列されています)
さて 以下の写真は 昭和42年 東宝創立35周年記念として製作された 日本の一番長い日の1シーン 阿南陸軍大臣が閣議から市ヶ谷の陸軍省に戻って来た時の 車寄せの光景 何と 将軍の孫が建っているではありませんか 陸軍省の玄関に本当に建っていたのでしょうか