佐伯泰英の小説「居眠り磐音 江戸草紙」全51巻が完結しました
15年に亘って書き続けた長編 3か月半に1冊のペースは可也の速度と思います私自身が完読したのは「密命」全26巻に続いて2作目
元々遅咲きの彼が時代小説に取り組んだのは 57歳の時 その年(1999)に書き始めたのが密命であり 3年後の2002年に磐音シリーズを書き始めています
歴史小説を本屋のコーナーに仕立て上げた彼の功績は大と感じます 出版社の祥伝社にとっても 佐伯の文庫書き下ろしはドル箱に育ったと云えましょう
本屋に個人の文庫本コーナーが出来たのは 司馬遼太郎 池波正太郎 辺りが最初でしょうが 今や時代小説と云うジャンルをすっかり定着させた感があります
この人は剣道の素養があるのかと思わせるほど 対決のシーンは精緻を極め 迫力があります吉原裏同心もそろそろ完結でしょうか...