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ラピスラズリブルー

想い出の味

飲食業界に転職してきた平成8年 一人のシェフとの出会いがありました

株式会社つばめ 常務取締役総料理長 小浦 安巳さん つばめグリルの看板商品 ハンブルグステーキの考案者です
小浦さんは 長崎県天草の出身で敬虔なクリスチャンでもありました 私が現職に勤め始めて半年の平成8年6月 米国西海岸への研修旅行でご一緒させていただきました
「コックだったら 下手でも良いから 自分が食べた料理は必ずスケッチして心に留めなさい」と若いコックを指導しておられました 一番印象に残ったのは
「美味しいものは理屈じゃない 必ず完食して しかも必ず笑顔が溢れてしまうんです」という言葉 現場が大好きで 会社の調理職のトップになっても厨房に立つことが一番と現場を走り回っておられました

この米国研修の際 私が運転してレンタカー(セダンタイプ)で小浦さんと移動中 ハイウェイでタイヤがパンクし危うく二人とも命を落とす寸前だったという経験もしました 
こんな研修旅行中 ザガットのトップテンに入るようなサンフランシスコの繁盛店を食べ廻り色々美味しい料理を堪能する中で 出会ったのが アンチョビ
塩加減の絶妙さに酔いしれて 小浦さんに「日本に帰ったら 是非つばめグリルの定番に アンチョビを加えてください」とお願いしました
小浦さんは快諾してくださったのですが その後半年たっても音沙汰無し 暫く経ってお伺いすると「魚が違うのか塩が違うのか 色々試してみたんだけど どうしてもあの味が出ないんだ」と申し訳なさそうな顔でお詫びされてしまいました

片口イワシ 塩 気候 湿度 微妙な匙加減が上手くいかなかったようです

想い出の味_d0338347_13540592.jpg
写真は 海浜幕張駅構内の書店に「父の日プレゼントに如何ですか?」と張り紙して販売されていた「手造り あんちょび」
本屋が次々に倒産していく激動の時代 本だけ売っていたのでは成り立たないのでしょうね

アンチョビを見るたびに 不思議に小浦さんを思い浮かべ ちょっぴりほろ苦い想い出が浮かんできます



by toshi-ohyama | 2016-07-12 13:27 | 幕張食堂 | Comments(0)
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