以前から気にはなっていたのですが

確かに 京都には近寄りにくい冷たいところがありますいけずなところを描いているのかな でも別にそれがどうした でも気になるなあ いやいや題名に惑わされてはいけない..京都嫌いと掲げているが結局京都が大好きだという結論に落ち着くのではないか...と 本屋でもずっと避けていました いつの間にか本一杯に「腰巻」が掛けられるようになり 「新書大賞2016」なんて大書されていると どうにも気になって手に取ってしまいました 余り立ち読みするタイプではないのですが 開いたページにちょっと面白い記事があって 遂に買ってしまいました
この本で知った 新事実
・京都人というのは 洛中に生まれ育った人を指し 嵯峨 宇治などは含まれない
・京都植物園は 昭和21年占領軍住宅として接収され(昭和32年返還)占領軍をあてにして
北山付近に高級料亭が立ち並んだ
・明治24年5月 ロシア皇太子ニコライ2世来日の際 季節外れのこの時期に
大文字送り火が行われた
・数字の七は「しち」ではなく「ひち」である
著者の井上章一氏は 1955年生まれ 京都大学工学部建築学科卒 題名程京都嫌いではなく 少し変わった視点からの京都に係る随筆評論でした