学校では ズーフ・ハルマと教わりました 1816-1833にかけて オランダ商館長ヘンドリック・ドゥーフ(Hendric Doeff) 監修のもと 長崎通詞11名が協力して完成させたもの
写真は 長崎出島に展示されている模造品です 原本は元々印刷されたものはなく全て筆写されたものです
かつて 勝海舟はこの辞書を借り受け 一年がかりで2冊筆写 一冊は借り賃と生活費のため売却 一冊を所蔵したとか福沢諭吉が大阪適塾に在学中 適塾にはズーフ・ハルマが一冊しかなく 三畳の「ズーフ部屋」と呼ばれる部屋で塾生達が順番に使用する様を記述しています
阿蘭陀語ですが 英語と同じスペルの言葉も散見されます 発音は記載されていません
此方は 解体新書 巻頭の言葉は漢文です 此方も出島に展示されていました
江戸末期の 西洋文明が押し寄せてくる様が 目に浮かぶような品でした