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ラピスラズリブルー

背文字が読めぬほど薄い

新潮文庫の藤沢周平作品 「静かな木」 短編3作 本編115頁 背文字が読み取れぬほど薄い一冊です

巻末の 立川談四楼の解説によれば 短編の遺作となった「偉丈夫」が収録されています
活字は 12ポ程の 文庫では珍しい大きな文字で印刷されています 老人にはとても読みやすいです

背文字が読めぬほど薄い_d0338347_17553107.jpg
立川談四楼は 熱烈なる藤沢周平愛読者の様で 藤沢周平ファンの頭の中には 海坂藩の地図が明確にあると書いています
この本に収録された短編遺作「偉丈夫」には 本藩海坂(うなさか)藩始祖政慶公が始祖の次男仲次郎光成公に一万石を与え支藩海上(うなうみ)藩を分家した話が出て来ます
海坂藩は 藤沢周平の故郷 鶴岡を模したと云われていますので 頭に浮かぶ海坂藩は鶴岡の町並みを思い浮かべるのではないでしょうか

談四楼は「未読の作品数冊を残している」と語っています
私も 司馬遼太郎の「街道をゆく」の未完となった第43巻は 中々読み始められませんでした 此れを読んでしまうと司馬作品が終わってしまうことが中々受け入れられなかった 談四楼師匠の気持ちが良く判ります
私にとっても この短編で新潮文庫の藤沢作品は 後2冊を残すのみとなりました 大事に大事に読まねばなりません
  

by toshi-ohyama | 2017-09-21 06:31 | 幕張図書館 | Comments(0)
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