ラピスラズリブルー

鎌倉芸術 運慶

興福寺中金堂再建を記念して 東京国立博物館で運慶展が開催されています

興福寺は 且つては藤原氏の氏寺 檀家を持たぬ法相宗大本山 明治維新後の激しい廃仏毀釈運動の中で 当時の貫主は250円で売却 塔自体は燃やして金目となる金属金具のみを取り出し売りさばくことまで考えたとの話があります 世界遺産に登録され壮大な再建計画も立てられ 2018年中金堂 その後南大門も再建が計画されています
となると 西金堂も再建されることになるのでしょう
塔の売却という意味では同じ法相宗の薬師寺も高田好胤氏が東塔を売ろうとしたと云う話を聞いたことがあります 百万巻写経で見事に西塔 金堂 回廊を再建し白鳳伽藍を再現しました 同じ法相宗の興福寺も同じように再建を考えるのは不思議ではない とはいうものの宗教寺院としてではなく観光名所としての再建としか思えず 宗教の荒廃を感じます

運慶の時代は 鎌倉期 多くの寺の再建があり 仏師たちは大忙しで次々に仏を彫り出しています
私の大好きな大日如来像は 若干20歳前後のデビュー作(2年前に息子湛慶が生まれています)

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晩年の運慶作品は阿弥陀如来が多く この大日如来は何らかの慶派に受け継がれた型紙を使っているように思われます
又 この大日如来に劣らぬ傑作が 無著世親菩薩像 

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この兄弟は印度僧で法相宗確立の祖 その精神性を見事に彫り出した日本彫刻の最高傑作のひとつと云えます(運慶はこの像を 二人の息子に担当させています)

最近 ある仏師の作品展を拝見しましたが ご本人が「どんなに努力しても運慶に近づくことはできない」と その偉業を讃えていました
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by toshi-ohyama | 2017-10-29 07:53 | 幕張美術館 | Comments(0)
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