「つまをめとらば」で2016年1月直木賞を受賞した青山文平の短編集
青山文平氏は 昭和23年生まれで私とは同い年小説は 意外性(驚き)と感動がバランス良く含まれているものを秀作と思って居ます青山は 短編を3か月かけて書くと巻末に書いています 素材の探索に1か月 構想に1か月 執筆に1か月 この順番も青山氏独特のもの矢鱈 組織の仕組みの解説に手間暇をかける上田秀夫 資料の読み込み量が半端ない司馬遼太郎 原資料の読み込み方が学者並みの海音寺潮五郎 資料の行間から様々なストーリーを生み出す池波正太郎 夫々に素晴らしい作品を提供してくれます青山氏は 刀剣鑑定力も玄人並みです 早速 販売中の文庫本を買い漁っています 処で この本の題名「春山入り」は はるやまいり なのか しゅんざんいり なのか 江戸期の里山には このような習慣「花見」があったのか 何方かご存知の方が居られれば 教えてください
櫻見物としての江戸の花見は 八代将軍吉宗公が 飛鳥山に大量の桜を植えてからと読んだことがあります