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韓国人が知らない安重根と伊藤博文の真実著者「金文学」氏は中国瀋陽に生まれた中国朝鮮族三世 同志社大修士 広島大博士課程で学び 現在広島福山で教鞭をとっておられます 自分は 朝鮮人 日本人 中国人の立場の視点を持てると話されている方 現在は日本に帰化されているそうです 安重根の問題は 日韓関係には避けて通れない歴史の通過点 日韓の歴史を考えるうえで 確かに我々は知らないことがまだまだ多いと感じる一冊です ![]() 現在は日本に帰化 国際安重根記念協会 日本支部長 普通 韓国では 日露戦争を日本の大陸進出と朝鮮半島の支配権確保を目的とした侵略戦争として非難するが 安重根は 伊藤暗殺後の旅順獄中で執筆した「東洋平和論」の中で日露開戦は黄白両人種の競争というべきものと捉え 日本の勝利に快哉している 1905年(明治38年)9月 ポーツマス条約により 日本は韓国の保護権を得 米英をはじめとする西欧諸国から同意を取り付けている 同年12月21日 伊藤博文が初代韓国統監に就任 1906年3月2日 漢城に赴任 1905年11月17日 伊藤は 第二次日韓協約(乙巳条約)を強制的に締結する 伊藤自身は韓国併合には反対であった にもかかわらず 伊藤が 枢密院議長からの降格となる統監就任を受けたのは 軍人による武断政治を未然に防ぐ狙いがあったのではと推測する 事実 1910年8月の日韓併合後 寺内正毅初代朝鮮総督は厳しい武断政治を実施している 1909年10月26日午前十時 ハルビン駅頭で伊藤は安重根の銃弾で暗殺される 安重根自身も 翌年3月26日 午前死刑に処せられる 安重根の東洋平和論 1.旅順を中立化し開放し 日清韓が共同管理する軍港とする 2.従って 三カ国が代表を派遣し平和会議を組織する 3.東洋の共同銀行を設立し 各国の共同貨幣を発行する 4.日清韓三か国の青年達の共同群団を作り 二か国語以上の語学教育を施し 友邦兄弟の観念を形成する 5.日本の指導の下 清韓は商工業の発展を志向する 日本の経済的文化的な近代性・先進性を活用する共同発展を提案する 6.日清韓の皇帝がローマ教皇を訪問し 協力を誓い王冠を戴くことで世界市民の信頼を 受けるようにする 日清韓三国の指導者は 三国のうち一番の先進性を保持する日本とする 安重根のこの提案は 近年 東アジアで盛んに議論されている「東アジア共同体構想」を先駆的に提示している 東アジア各国の共同開発 多重言語教育 共同開発銀行 共同貨幣システム 共同軍事防衛体系は「東アジア共同体構想」そのものといえる 「大アジア主義」 幕末から1890年代にかけて 日本が西欧諸国の「西力東漸」の大勢に抗して 民族の独立を如何に確保し西洋勢力の外圧から祖国を守るため 日清提携・連帯をはじめアジア勢力の連合を唱えた思想 佐藤信淵 平野國臣 勝海舟 志賀重昇(しげたか)福沢諭吉 荒尾精 根津一 杉田定一 川島浪速 頭山満 内田良平 北一輝 宮崎滔天 伊藤博文暗殺による影響 1.山縣に代表される軍人による朝鮮の武断統治・韓国併合の口実を与えてしまった 2.伊藤が作成した大日本帝国憲法の弱点改正を推進する人物が実質上居なくなった 伊藤は 陸海軍大臣への首相権限を強化しようとしていた 統帥権の独立を阻止しようとしていた 3.大陸への膨張政策を止める歯止めが失われた 安重根の伊藤暗殺の目的は 日本の侵略を食い止め 朝鮮の独立を維持することであったが 現実は逆行することになった 伊藤博文の旧姓は 林 彼の生まれた下関は朝鮮からの帰化人が多く住んだ場所であり 銃弾を受けた伊藤は 犯人が朝鮮人青年と聞いて「ばかな奴だ」と呟いている 著者は「伊藤は 「林」という名前の韓国人の子孫である可能性が高いと 述べています 日本と韓国は 何時になったら第二次世界大戦後の二国間の関係を進めることが出来るでしょうか 日韓協定により戦後処理は終わったはずなのに 何時までも両国の関係は改善が進みません 日中国交回復の折 周恩来は両国間の紛争に終止符を打ちました 日韓の関係は 日本側から何か出来ることが残されているのでしょうか 併合はありましたが 日韓は戦争をしたわけではない 日本側から何か言えることがあるのでしょうか
by toshi-ohyama
| 2018-02-14 07:44
| 幕張図書館
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