へうげもの
漫画ですっかり人気者になった 古田織部 実は古田織部については 余り資料が残っていません
織部焼についても織部がどの程度絡んだものなのか良く判ってはいません
千宗易(利休)が 秀吉の勘気に触れ 堺に送られるとき 秀吉に睨まれることを覚悟で見送りに出た(言葉は交わしていないようです)のが 細川忠興と古田織部でした わび茶の利休亡き後 武家の茶道を確立し小堀遠州に継承していったのが織部 大阪冬の陣の終了後 大阪への内通を疑われ息子ともども切腹させられます 私の中では 印象が薄く 今回2冊の本を通読してみましたが 謎は深まるばかりでした 織部焼の絵柄の斬新さ 緑と黒の鮮やかな構図は 現代でも通用するほどのデザイン性を感じます 織部が創り上げた武家作法は 簡潔で判り易いし 広々とした明るい茶室も好ましいものですが 茶碗のゆがみは飲み易さを阻害するものとしか感じられず 未だ「ひょうげ」が理解出来ぬままです 高橋氏は 利休を尊大で秀吉の出自が卑しいと蔑んでいたと書いています 織部は利休亡き後 茶器の目利きで莫大な財産を得たとも 唐物尊重の世界を和物に価値を見出させた茶道の美意識を変えたのは利休ですが 利休の茶は大名や一部上流階級の特権的なものに終わったようであり 大衆化は秀吉以降の功績と考えられます その中で織部の果たした役割をもう少し調べてみたいものです
by toshi-ohyama
| 2018-03-16 06:59
| 幕張図書館
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