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著者 坂野潤治氏の略歴を読むと 東京大学文学部卒業と 60年安保闘争を全学連の闘志として闘うとの記述を見出します
書中に 自らを西郷隆盛に傾注すると書かれています 日本近代史の研究者として この坂野氏と佐々木克氏の著作は平易で とても判り易く綴られており 繰り返し通読し日本近代史の理解を深めるのに大きな力となりました この著作の中で認識を新たにしたことは 1.安政の大獄は 第14代幕府将軍職を巡る政治闘争であり 戊午の密勅という一部朝廷公家の政治行為に対する政治的行為であった 2.薩長盟約は 朝敵となった長州藩の汚名を雪ぐための密約 薩土盟約は将軍職の廃止と政治改革(二院制)を密約したもの 3.西郷隆盛は征韓論の主張者ではなく 明治六年の政変は岩倉具視の謀略による西郷の排除 西郷の渡韓は 既に軍艦春日に乗船しての外務大丞花房義質の派遣があり 禁じられていた政策の変更ではなかった 岩倉は「西郷の渡韓は即開戦となる」と西郷の策を捻じ曲げて上奏し 閣議決定を明治天皇に却下させた 4.明治6年(1873年)9月の岩倉帰国までの間に西郷主導留守内閣が施行した主な政策は以下の通りである。 府県の統廃合(3府72県) 陸軍省・海軍省の設置 学制の制定 国立銀行条例公布 太陽暦の採用 徴兵令の布告 キリスト教禁制の高札の撤廃 地租改正条例の布告
by toshi-ohyama
| 2018-03-28 06:59
| 幕張図書館
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