通勤の行き帰りに 細切れに読み耽った藤沢周平
新潮文庫版は完読 今度は文春文庫版を再読開始です
最初は
1972年 第69回直木賞受賞作 暗殺の年輪が文春版の第一作
藤沢作品は 兎に角登場人物が多い 暗殺の年輪第一話 黒い縄は 76頁に22名
第二話 暗殺の年輪に21名 登場人物の関係をしっかり頭に入れていないと 折角の話の内容が理解出来ず 印象も薄く読み飛ばすことになります
歳をとると 藤沢文学を理解するのは とても苦労します
第二作の一茶はご勘弁願って 三作目が喜多川歌麿女絵草紙あとがきによると 喜多川歌麿は出自が余りはっきりしていないのだそうです作家には 「自分の工夫」が書き込めるのが魅力だそうです広重 写楽との競い合いがとても面白く 蔦屋 馬琴も色を添えます藤沢周平は 浮世絵の造詣も深く 登場する絵をNETで調べ見比べながらの読書は実に愉しい時間となります