企業人第一線を離れ 日本経済新聞の購読を止めました 企業人として日本経済新聞に眼を通しておくことは最低限の勉強ではありましたが 世間音痴になることは間違いありません
昭和32年から60年以上続いたTBS日曜朝の名物番組 時事放談が放送終了となりました 小汀利得 細川隆元という個性の強い政治評論家の まさに放談 此れ又私の日曜の愉しみの一つでありました
来年5月には平成と時代が終わる 何かにつけて平成最後のというキャッチフレーズが付く昨今 平成政権史という題名が とても気になり 数週間逡巡の結果 購入しました
芹川洋一という日本経済新聞社の記者は同世代の方ですが 殆ど存じ上げません 鉢巻きの文言同様 平成の歴代政権を「~政権は何だったのか」と題して歴史を紐解き 折々の日経コラム記事を長文で挟み込んでいます
如何にも日系らしい 時の政治社会を俯瞰する冷静な論調で 各政権を振り返っています
私自身は 半世紀に亘って文藝春秋を購読していますが 常に半年から一年頁を開かず 社会が落ち着いてから読みように努めてきました この読み方がポピュリズムの影響を受けない手法として私自身を冷静にさせる良い方法と思っています