保阪正康の作品には 七 という数が良く出てきます
昭和の怪物では 七人ではなく6人が取り上げられました 東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂
今回は 三島由紀夫 近衛文麿 橘孝三郎 野村吉三郎 田中角栄 伊藤昌也 後藤田正治を取り上げています

彼の評論には しっかりした骨が通っており 昭和史研究の第一人者としての思想を感じます
半藤氏が多少のユーモアを交えて論じるのに対し 彼の文章には隙がありません
批判的なことを書く時には 相手の名前を書かない 情報源が漏れるような書き方はしない
改めて 昭和を考える良い機会が持てました