元亀三年12月22日(1573年1月25日) 三方ヶ原の戦い 武田信玄に徳川家康が大敗
元亀四年4月12日 武田信玄 逝去
天正三年5月21日(1575年6月29日)長篠の合戦 武田勝頼が織田信長軍に大敗
天正七年8月29日 築山殿殺害
同年9月15日 徳川信康切腹
天正十年3月11日(1582年4月3日) 武田勝頼 自刃
物語は 織田信長の娘 冬姫の物語
忍法やら妖術 怨霊 色々登場させる大衆娯楽小説の手法を駆使しています
信康切腹は 長篠の合戦で 武田軍が壊滅状態に陥った後に起きた事件であり 家康が信長に不信感を抱かれぬため自ら築山殿 信康を死に追い込んだとも云われます
冬姫 蒲生氏郷は 余り歴史小説に取り上げられることが多くはなかったように感じられます
物語の設定として 冬姫は齋藤道三の娘で織田信長の正室 濃姫の娘であったとされます
蒲生氏郷の正室となり 徳川家により蒲生家が廃絶されるのを見て息を引き取ることになります
前半に比し 後半は少し筆が緩んでいるように感じられましたが 如何でしょうか