昭和の憧憬の人 吉永小百合さん
決して演技が上手い人ではない 声も 唄も上手とは言えない
原節子のようなカリスマでもなく しかし何故か魅了される不思議な方
代表作と云われると キューポラのある街か 寅さんシリーズか...
不思議な岬の物語は 美味しいコーヒーを紹介してくれました
銀幕(今はデジタル化で この言葉は死語となりましたが)は 家庭にTVのなかった私たちの世代には数少ない非日常を愉しむ夢の世界でした
最近の映画は 動体視力の衰えた老人には苦痛を伴うこともありますし 物語が複雑で登場人物の相関関係を理解しにくくなってしまいました
古き良き時代の具現者が 吉永小百合さんなのかもしれません
多分この本は 口述筆記を書き下ろしたものと思われます北の三部作完結に合わせての企画のようですが 私の履歴書を読むような心境で頁を追いました
そして 最新作は
最高の人生の見つけ方は 米国映画のリメイクのような作品 色々変えてはいますが 吉永さんには 余り向かない分野の作品となりました観る側に 吉永小百合という固定概念があるので 吉永さんもやりにくいのだと思いますある意味 一生「吉永小百合を演じ続ける」ことの難しさを背負っていますので...