司馬さんの名著「街道をゆく」は昭和46年から週刊朝日で連載が始まり 編集担当記者は25年間で5人 村井さんが最後の担当となります
初代から 1.橋本申一(橋本関雪の息子) 2.山崎幸雄 3.藤谷宏樹 4.浅井聡 5.村井重俊と続き 朝日新聞大阪本社大阪出版部に配属された若手の記者が
担当となったそうです
最近 村井さんの講義を 朝日カルチャーセンターで拝聴しましたとても温厚な印象を受けましたが 若き日 司馬さんからは 怖いもの知らずの現代青年と受け止められていたようです
村井さんは 司馬さんの死後 今も週刊朝日に司馬さんを書き続けています 村井さんの御蔭で五冊の講演集も刊行されました私が 「街道をゆく」を読み始めたのは 平成7年46歳の頃 奇しくも司馬さんが街道をゆくを書き始めた年齢でした 遺作となった未完43巻目の濃尾参州記は 中々本を開けませんでした ワイド版 文庫版と 二度読了していますが これを機にもう一度読み解いてみようと書庫から取り出してきました生きているうちに 全巻もう一度愉しんでみようと思います 「街道をついてゆく」は そんなきっかけを作ってくれました