葉室麟の2012年の作品 葉室さんは 2017年に逝去されますから 丁度中期の作品となります
柳川藩立花宗茂の一代記 関ケ原の戦いに西軍に身を置き 改易された大名で唯一旧領に復帰を果たします浪人した宗茂が 何故で浪人生活を送るのか謎は深まりましたこの小説の中では 大阪夏の陣で真田信繁が家康本陣に突撃した際に最後の砦となって真田軍を跳ね返したとなっていますどうもこの辺は 葉室の創作かもしれません 童門冬二の立花宗茂も読みましたが 葉室さんは比較的平常心で静かに物語を展開しています
現在柳川藩立花家は第17代立花宗鑑氏が当主となっていますが 此の方は三井物産から日本ユニシス常務取締役として勤務され ごく近くで一緒に仕事をさせていただきました
物産時代のニックネームは「殿」だったそうです ゴルフはシングルプレイヤー 英語も鞭撻 よく深夜まで勤務されて居られたタフガイでした