
此君 王 羲之の第五子 王徽之に纏わる話 晋書に曰く
晋の王徽之(きし)が、竹を大変好む人で、空き家に一時期住んだときに竹を植えさせたのだそうです。仮住まいなのに?と理由を聞くと「何可一日無此君(何ぞ一日も此の君無かるべけんや)」→ 君無しでは1日も暮らせない と詠んだことから、竹の異名を此君と呼ぶようになったとか。
此君という茶碗もあるそうです
物語の進行に心奪われますが 私は以下の一言が心に強く残りました
「徳川を倒した尊攘派にあるのは 武士としての経世済民の志ではなく 天下の権を得ようという野望と報復の念だけではありますまいか」