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ラピスラズリブルー

内閣官房長官

保阪正康の後藤田正晴伝から次々に派生して ついに自伝迄買い求めました
内閣官房長官_d0338347_09264551.jpg
巻頭に 次官級の官僚3人の名前と共に 朝日新聞政治部記者で後藤田番であった 福家康宣の名前を挙げています
どうやら 後藤田本人とのインタビューのテープ起こししたものを 福家氏もしくは福家の下に居たものがゴーストライターとして書き上げ 後藤田本人が手を入れて
完成したもののように思われます

後藤田の考え方はある程度読み取れます 例えば 昭和62年ペルシャ湾掃海艇派遣問題における後藤田の立ち位置は 日本の自衛権行使の範囲がペルシャ湾にまで拡大することは絶対に許さない 米国の事情による戦争に日本が加担する義務はない云々 世界経済における日米の貿易量は世界の1/3を占めて居り日本が国際社会で生き残るためには 日米関係を最優先させなければいけない 日本は小さな政府 民間活力の活用により生き残るべきであり行政改革が必要等々 

官房長官の仕事を広く知ってもらうためという割に 後藤田の仕事 官房長官としての調整は 既にマスコミに報道されている範囲を大きく踏み出すような内容は 見当たりません 事の経緯を淡々と綴っている印象です
多分 ゴーストライターが資料補填をしているからでしょう 冒頭に名前を挙げた官僚たちの動きも殆ど文中に現れません

結局官房長官とは何かとの問いに対して 後藤田の明確な答えはこの著作からは見出せません
官房長官には大きく分けて2種類があり 一方は総理大臣の秘書官役 竹下 小渕 辺りはこの部類の典型でしょう
もう一方は 首相の戦略を実現するための戦術家/調整役であり 後藤田が一番その能力を発揮した人なのかもしれません
中曽根という稀代の戦略家を支え 実行部隊の適任者を首相の思惑通りに動かしていく 自分自身は表に出ることもなく 実行部隊に躍り出ることもない
しかし確固たる国家観 統治哲学を以て政権を主導していく まさに田中角栄とは異なる闇将軍が 後藤田正晴の実態のように感じます
 



by toshi-ohyama | 2020-04-24 04:45 | 幕張図書館 | Comments(0)
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