日本には四季があります
そして それぞれの季節にその時期にしか食べられない美味しい食材があり 走り 旬 名残り と 更に美味しさを変えて 現れます
此れが 日本文化や日本人の人格形成 行動様式 人間観に大きな影響を与えていることを確信します
5月1日は八十八夜 新茶が出荷されます
しかもこの時期にのみ 生茶が並びます
走りの新茶は 青々しさが残ります それがまた宜しい
更に 本生新茶 あさつゆ
あさつゆは 煎茶ですが 玉露と同じ製法をとることもあり 緑の鮮やかさと甘みは 煎茶とは思えぬ美味しさです
10年来 新橋の長峰製茶さんと交流を持ち あさつゆを教えて頂き すっかり病みつきになりました
生茶は 火入れを極端に減らすので お茶が本来持つ 少し角のある青々しい味を感じます 好みがあるかもしれません
年に一度 今年も元気に春を迎えることが出来たと 喜びを込めて 愉しみます
歳をとると これが最後になるかもしれないという一期一会感が募ります それだけ真摯に日々を送るようになれる気もします
日本に生まれて 日本人でよかった と実感します