旅に出ると つい目に入った陶器を買い求めてしまう癖があります
本当は 茶器 茶碗が欲しいのですが 価格を考え 湯呑にしてしまうことが多い
それこそ 引き出しには何十という湯呑が埋もれています
何時何処で買ったか生い立ちの分からないものばかり

粉引きが好きで 探してはいるのですが 中々此れは という逸物には巡り合いません
写真は 確か上野の陶器市で入手したもの
湯呑の容量は 普通180cc位 私の選ぶものはいつも大きめで200cc位
形状は色々あっても湯呑の容量はほぼ同じ 面白味を感じます
此の粉引きは 手の小さい私の掌には 少し大きく感じ 余りぴったり感はありませんが 何故かとても気になる一品(ひとしな)です
底部に残る三つの黒い跡は 右から人差し指 中指 薬指の跡 釉薬につける時の指跡がくっきりと残っていて 此れが趣を増しています