理由

宮部みゆき　理由

「わけ」と読むのかと思ったら　そのまま「りゆう」とルビが振ってあります

１９９９年　第１２０回直木賞受賞作品　鉢巻きに「宮部みゆきの最高傑作」とあります

１９９１年「龍は眠る」（１０５回）　１９９２年「返事はいらない」（１０６回）　１９９３年「火車」（１０８回）　１９９６年「人質カノン」（１１５回）

１９９７年「蒲生邸事件」（１１６回）と　６回目の候補作品で直木賞受賞　５回も落ちているのは記録ではないでしょうか

火車は　発表直後に読んでいます　理由よりも衝撃は大きかったです

宮部みゆきは　推理小説を書いているというより　家庭問題　家族の人間関係　倫理観　道徳観　心理描写　社会問題を鋭くえぐる小説を書きたいのでは　と感じます

ドン電返しはありますが　意外と簡単に犯人は見つかってしまう　

戸籍の貸し借りが得意　登場人物の生い立ちが事件に影響を与えている　

杉村三郎シリーズから　のめり込んで読破してきましたが　少し休息が必要になってきました

やはり　私には　歴史小説の方が愉しいです