向田邦子の「父の詫び状」を再読し 彼女が愛した菊屋の「唐衣」を想い出しました
菊屋は 表参道の小さな和菓子屋 既に代替りして店も表通りから少し奥に引っ込みましたが 今も健在のようです
唐衣は「琥珀糖」です
砂糖 粉寒天 水 食用色材 以上
砂糖300g 粉寒天4g 水200g 色材少々 ですから 砂糖の固まり 糖尿病には好ましくない代物です
購入すると 千円ほどする高級菓子

砂糖と寒天を水に溶き 煮詰めるだけ 冷蔵庫で1時間ほど冷やせば出来上がり
色材は3種(赤 青 黄)しか ありませんが 混ぜ合わせれば 緑 紫なども作れます

出来あがったら 暫く時間をかけて干せば 素敵な干菓子が完成です
料理好きな向田さん 自分でも御作りになったのでしょうか
珈琲に良く合いました