藤沢周平の娘 遠藤展子(のぶこ)さんの作品

藤沢周平没後20年 生誕90年の2017年に 初版が出ています
多分 藤沢は娘が読むであろうことを想定して 日記風に綴った4冊の手帳・ノートを遺しています
展子さんの産まれた昭和38年に始まり 昭和51年11月20日で記述は終了しています
この間に 最初の奥様 悦子さんが亡くなり 和子さんと再婚 昭和48年に46歳で直木賞受賞 翌年日本食品経済社を退職 著述業に専念と続きます
この文庫本の題字は 展子さんの息子 浩平君が書いておられます

私の大好きな「橋ものがたり」単行本の題字も 浩平君の文字であることが 文中で明かされます
藤沢周平のエッセイは 何冊も読みましたが 肉親の解説付きで とても理解し易く読了出来ました