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招魂斎庭

「招魂斎場」をご存じでしょうか

招魂斎庭_d0338347_08515106.jpg
東向きに立つ靖国神社本殿の北側に臨時駐車場があり その奥に「招魂斎庭」がひっそりと佇みます 訪れる人もなく此の場の意味を知る人も少ないのではと思います
靖国神社が 創建されたのは明治2年6月 国家のために一命を捧げられた人々の名を後世に伝え その御霊を慰めるための招魂社として明治天皇が設立したとされます
明治天皇は この時御年22歳 明治天皇自身の考えというより 明治政府の閣僚たちが考えた明治政府の妥当性確立の一環であったことと考えます

招魂社は 先ず御霊をお招きして 此れを慰霊するわけですので 神社としては一番重要な場所が招魂斎庭であるはずです
斎庭は 当初南門脇の現在の社務所の近くに置かれたようです 合祀祭の前夜 斎庭に御霊を迎える神社の重要な祭礼の場所です
招魂された御霊は 御羽車(遊就館に展示)により本殿に運ばれます

憲法第九条の規定により 日本には 最早戦死者は生じないため 今はこの場が使われることはないのだそうです
ということは 自衛隊の殉職者は 此処には合祀されないということになります

A級戦犯者の御霊も此処に招魂され 本殿に合祀されたことになります

為政者にとって 都合の良い形で運営されていく靖国神社には 矛盾が渦巻いています
当初の発案者である皇室の参拝は行われず 首相をはじめとする閣僚 国会議員の参拝は行われ 国家に反逆したものは その後罪を許されても靖国に合祀されることはない 前述の通り殉職しても自衛隊員は合祀出来ない 一旦合祀された慰霊は二度と分祀出来ない
神社側に都合よく勝手な規定により運営される靖国神社は 国家との関係を断つべきであると考えます





by toshi-ohyama | 2021-03-06 06:00 | 徒然 | Comments(0)
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蒼き空を目指して

by toshi-ohyama
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