千田嘉博氏の新書です
幻冬舎の本は とても個性的です
グループ創業者 見城 徹氏は角川書店からスタートし 角川春樹氏を敬慕する編集者 1950年生まれですから私とは同世代
見城氏の個性的な視点から ヒット作品を数多く輩出しています
但し その個性は 必ずしも一般的ではなく 読者も自身の見識を求められます
この本の著者 千田嘉博氏は1963年生まれ 何時もテンションが高く 嬉々として話される城の話は とても面白く感じます
朝日カルチャーセンターで講演をお聴きしたことがあります 城に関する引き出しの多さは当代一という印象です
大河ドラマの大坂城真田丸の丸形馬出しの再現は 彼の助言に基づくものです
子の新書の中で 安土城大手道 伝徳川家康邸 前田利家邸 羽柴秀吉邸については 明確に異論を唱えています
城好きの方にはお勧めの一冊です