多分 子供の頃に一度は邂逅している絵本 当時は作家の名前も知らず通り過ぎて行ってしまいますが 記憶の中にはしっかりと残像が残っている そんな絵本作家の一人が赤羽末吉でありましょう

生誕111年という 面白い回顧展が銀座教文館で開催されています
赤羽は 東京生まれですが満州に渡り 敗戦後日本に戻り民間情報教育局(GHQ)アメリカ大使館文化交換局に職を得ています
舞台芸術家として活躍の後 1961年50歳の時 福音館書店の松井直編集長を訪ね 絵本を書きたいと申し出て絵本作家の路を歩み始めたとのこと
彼の6千点にも及ぶ作品は 東京上井草のちひろ美術館に収蔵されているとのことです
ポスターに掲げられた「スーホの白い馬」は モンゴルの馬風琴の由来を語る哀しい物語 心に残る作品です