藤沢周平の未公開原稿を中心に藤沢周平の親族で赤旗編集者の澤田勝雄氏が編集した作品
藤沢は 政治的発言を避けていたようですが 赤旗に寄稿したり 共産党員であったために教職に就けなかった大学時代の友人の選挙応援演説をしたりしています
藤沢の生い立ちは 何冊か作品もあり 何度か読んだ記憶のある内容も含まれています
江戸時代の時間の表現が 江戸初期には 子の刻 丑の刻と十二支で表されていたものが 中期以降は四ッ刻 九ッ刻のように変わっていることを指摘しています
(史実と小説)
藤沢自身が 吉良上野介の呼び方を 作品の中で間違えてしまった失敗も書かれています(単行本になるときに訂正)
寝る前に寝床で 紐解く方向きのいっさつでしょう