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ラピスラズリブルー

蓮如 五木寛之

ずっと抵抗感があって避けてきた 蓮如ですが 格好の入門書を見つけました
蓮如 五木寛之_d0338347_09430795.jpg
五木寛之と云えば 彼が載っていたBMWが展示されたことがあり 見せられた経験を持ちます 一度BMWは乗ってみたい車でした
代表作 青春の門 一世を風靡した青春小説でした

浄土真宗は 一言でいえば 気になる宗教 法然を師と仰ぐ親鸞が 何故開宗に走るのか 浄土宗とは何が違うのか
親鸞は弟子一人持たず候と訴えた真宗が 何故あれ程の大教団になっていくのか 宗教における世襲の意味は 
第八世 蓮如がその鍵を握っていることは間違いないのですが 決して好意は持てぬ 抵抗感が拭い去れません

五木の文章は とても読みやすく 蓮如の一生を判りやすく纏めています
入門書としては お勧めの一冊です

人間は 独りで生きていくときに 孤独を感じ 自分を非常に頼りなく小さなものと感じる
何か大きな世界に自分が属していて 多数の人々と共に生きているという共生感覚を感じるときに 本当に生きていると実感する 人間は孤独では生きられない 群れるのはこういう意味なのでありましょう

親鸞は 自らのためだけに阿弥陀仏信仰を持ち その素晴らしさを他の人々にも分かち合いたいとの想いから不況を続けたと考えます 真宗教団が膨張していくさまなど考えもしなかったのではないでしょうか
第三世 覚如が 報恩講式を制定しています

当時は荘園制が崩れかかり 下剋上の萌芽が感じられる 戦国期の直前
元々 農村の纏まりである「惣」は自治組織ですが 惣同士は水争いなど敵対することが多かったようです
蓮如は 敵対・対立しがちな 惣や講の対等な水平連合を構想したと考えられます
僧への崇拝を禁じ 中間管理層の権力志向を否定する立場を守った(同朋意識)ようですが 組織は勝手に膨張・暴走を続け 巨大化していったと考えられます

次は 苦手だった丹羽文雄の世界に飛び込まざるを得なくなりました

  



by toshi-ohyama | 2021-06-26 05:12 | 幕張図書館 | Comments(0)
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