「新説戦乱の日本史」という新書を 本屋で見つけて購入し読み始めたのですが 実はこの本は
「新説の日本史」の続編らしいのです
そこで 改めて本編を購入し 先に読むことにしました
6人の著者の名前は 今まで聞いたこともない方ばかりです
1970年代生まれの方が4人 60年代一人 80年代一人 斯界においては 未だ若手たち
出版元は SBクリエイティブ株式会社 ソフトバンク系列の出版社のようで コミックの出版も多く見受けられます
編集者の発想 企画力には敬意を表します 何よりも若手歴史研究者をこれだけ集めたことは素晴らしい
新たな発見は 「御所巻」
室町期特有の慣習で 武士集団が将軍邸を取り囲み 恩賞を求める強訴 足利義輝が三好三人衆に討たれたのは この御所巻によるもので 将軍殺害まで考えていたわけではない 御所巻の最中に現場の行き違いから戦闘が始まり 義輝が抵抗したところから 殺害に至ったという説
義輝殺害から2年半ほど将軍不在の時期があり それでも幕府の政権運営が続いている
ある意味将軍無しでも室町幕府は運営出来たというのは 新発見でした