先日読了の「新説の日本史」の続編 先に買い求めたのは此方です
倉本一宏氏の古代史研究は 御本人の講演を拝聴し すっかりファンになりました
お目当ては 彼の著作
最近の 日本史研究は可也進んでいて 我々が学校で学んだ日本史が随分書き換えられているように感じます
一番顕著な例は 聖徳太子であり 大化の改新と習った乙巳の変 日本書紀の研究が進み 大陸の資料との突合せも進んでいるようです
大王家(皇室)の血の抗争も明らかになり 万世一系伝説は崩壊状態 藤原氏の政略も暴露されて来ました
本誌では 千田嘉博氏の最新科学を駆使した研究による玉城の発見 長南政義氏の日露戦争研究(司馬遼太郎の研究を覆す新資料の分析)などが眼を引きました
敢えて言及すれば 研究者の質が顕著に表れた本と感じました