寺島実郎氏は年齢では 私より一年先輩 大学院を卒業後昭和48年から三井物産で社会人としてのスタートを切ります

この本は 彼が雑誌「世界」に連載して来た評論の書籍化 2002年6月分から掲載されています
「脳力」は のうりき と読みます 彼の造語です 物事の本質を考え抜く力 という意味だそうです
彼が良く使う言葉に「視座」があります 中々含蓄のある良い言葉です
心に残った言葉を以下に綴ります
「悠久の歴史の中で「過去」のバトンを受けて「未来」に繋ぐ者として「現在」という瞬間に真剣に立ち向かうことは人間としての責務を果たすことであり 生きているとはそういうことである」
「全く予想もしない局面で進路を問われる事態に直面することがある(中略)その瞬間に蓄積してきた思考の真価が問われるのである」
このシリーズは既に5巻が発刊済み 暫く彼の世界に浸り込みます