未収録エッセイ三部作 完結編

半藤さんが 生前未収録のエッセイをご自身で再編集されて文藝春秋社に持ち込んだ原稿の最後のもののようです
此れで激動の昭和を語ることの出来る方が また一人減りました
最近 戦後に生まれた方の昭和研究本が増えてきました
文献研究には限界があり 半藤さんのように歴史の深読みがされた作品は 中々お目にかかれません 寂しい限りです
諸事情があって ご夫婦でドイツ旅行をされた時の記述に 意外にもドイツでは余りジャガイモ料理にお目にかかれなかったと書いています(P138)
その中で 食事の時 ジャガイモはナイフで切ってはいけない「ナイフが錆びるから」という体験を書かれています
何か特別な俗信的理由があるらしいとのことですが...
真相をご存じの方が居られれば ご教示願いたいものです