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ラピスラズリブルー

千利休 切腹と晩年の真実 中村修也

著者の中村修也氏は 私より一世代若い方
千利休 切腹と晩年の真実 中村修也_d0338347_09291071.jpg


千利休は 京都不審庵で切腹というのが 通説ですが 切腹の事実を伝える一次資料は 今の処存在しません
著者は 幾つかの資料を発掘し 利休は追放されただけで その後も存命であったと主張します

私も 切腹には疑問を持ち続けています

表千家四代目江岑(こうしん)宗左が紀州徳川家からの質問に答える形で提出した「千利休由緒書」(承応二年 1653)に拠るものですが 表千家の権威を高めるため宗左が 歴史改竄をしたと著者は主張します

切腹の場所が 茶室不審庵であるというのも 私には信じられないこと 利休にとって一番神聖な場である茶室で切腹が出来るのか 
一説には 自らの腸を茶室の自在鉤に懸けたとありますが そのような神聖な場所を冒涜するような行動を利休が取ったと云うことも理解できません

表千家 初代は勿論利休ですが 二代少庵は 利休の後妻宗恩の連れ子 実父は能楽師の宮王三郎三入とされるが、近年松永久秀説も再浮上しているそうです 四代宗左は 紀州徳川家の茶頭となり二百石を受けています
宗左としては 千家の箔付けのためには 町人である利休が秀吉から切腹を命じられたという歴史が欲しかったのでしょう
少なくとも歴史的な証は 有りません 裏千家としては切腹が史実でないとは決して受け入れられないでしょうね
 
歴史学に対する警鐘として 興味深く読みました





by toshi-ohyama | 2022-09-28 06:20 | 幕張図書館 | Comments(0)
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