2023年は池波正太郎生誕100年にあたるそうです

奇しくも 司馬遼太郎も生誕100年
海音寺潮五郎は 司馬を激賞 池波を酷評 司馬の直木賞受賞を強く推し 池波の直木賞受賞に反対して選考委員を降ります
海音寺なりの歴史小説に対する想いがあったのでしょう
まぼろしの城は昭和46年 池波48歳の作品 昭和49年には真田太平記の執筆が始まりますので その為の準備活動の一環だったのかもしれません
小説にはヒーローとヒールが必要になりますが この小説は最後まで 主人公が誰なのか良くわからぬ
判りにくい作品です