佐伯康英を卒業して もうかなり時間が経ちます 今時代小説は 上田秀人一本
最新刊ストックは10冊以上あります
専業作家になられてから 可也創作ペースを落としているようです
元々 他の時代小説化が書かない分野を探し出すのが得意な方ですが それでもマンネリ化は否めません
矢鱈と蘊蓄の多いそのスタイルも ネタ切れなのか 筆に「冴え」がみられなくなった気がします
このシリーズは 武家と商家を掛け合わせるという面白い発想で 既に第四巻が出版されました

武辺一辺倒の柳生家に 柳生宗矩の庶子で商家で育てられ刀も持ったことの無い優男が主人公
一万石の大名となるも 財政破綻に近い柳生家に乗り込むという上田秀人ならではの設定
夜の睡眠薬にはうってつけの一冊です