東京駅の ステーションギャラリーで 佐伯佑三展が開催されています

4月2日までです
ポスターに使われた「郵便配達夫」は 彼の遺作の一枚だそうです 最後の力を振り絞って描いた絵とは思えぬ力強さを感じます

注目の一枚は 此方 オーヴェル=シュル=オワーズの教会
佐伯は 友人に紹介され ブラマンクを訪れ 自信作の裸婦像をブラマンクに見て貰います
酷評を受けたというこの裸婦像は パンフレットにも載っていません
ブラマンクとの面談の後 ゴッホ兄弟の墓を訪れ ゴッホの作品をガシュ博士に観せて貰い ゴッホがキャンバスを立てた地も巡ったようです
ゴッホも描いたあの教会 正面ではなく裏側のゴッホの絵と同じ位置で描かれた一枚
対象を見詰める二人の視点の違いが とても興味深く感じます
大学時代の友人が この地を訪れ 写真を送ってくれたことがあります
二枚の絵とも まるで雰囲気が違います 私も現地を訪ねてみたくなりました