昔 帯広を訪ね 豚丼を食べたことがあります
部下の御尊父の葬儀参列のための帯広入り 夕刻ホテルに到着し 夕食を食べに街に出ましたが5分程で革靴の底から凍ってくる北海道の冬の寒さに驚愕したことを想い出します
夕食は 帯広名物豚丼 醤油の辛さ 砂糖の甘さが絡みついてくる実に旨い丼でした 以降 東京で何度か豚丼を食しましたが あのときのあの味とは程遠い印象しかありません
地元出身の方の話では あの味は水飴を使って出すのだそうです
偶々 近所で開催された北海道物産展で「豚丼のたれ」を見付けました

製造所は記入がありません 販売者は「北海道アイ」
焼き肉用の少し厚めの豚バラ肉を焼き 水分をキッチンペーパーでふき取った後 たれと合えて出来上がりです

焦げ目が付くぐらい焼いてくださいとありましたが 入れ歯の身には噛むのに少し難渋する固さになりましたが たれはあの時の帯広の味に近いものが出来ました
自炊老人には強い味方となりました