渦中は 禍中が正しく 渦中は上田秀人の造語では?

コロナ禍 を「コロナ渦」と書かれているのが随分見受けられました
漢字も時代の変遷の中で変わっていくのかもしれません
背景が 密貿易に絡む物語なので 渦(うず)の方が あっているのかもしれません
著者は 書き始めた頃 歯科医の現役でもあり 専業の佐伯康英に比し 書き下ろしの各巻出版間隔が離れていたこともあって 物語のあらすじをしつこいほど繰り返していました 数か月後に続巻を読むので 有難い反面 しつこさにも感じられたこの書き方を 最近は徐々に変更してきているようです
結構間が空いているのに 話の進み方は相変わらず牛歩状態で 当初の江戸での話が長崎に替わり 江戸での出来事を忘れかけているため
肝心の物語の肝が何処にあったのかよく判らない状態になっています
従って 躍動感を余り感じられなくなり 小説との距離が出始めています
未だ第四巻なのに 余りワクワクしなくなっています