渡辺惣樹の著作には随分啓蒙されています
昔から一人の著者の作品を片端から貪り読む癖があり 此の本にも挑戦しました
2022年10月初刊ですので 未だ中古本も出て居ません
表題は かなりセンセーショナルであり 私などが触れることのなかった世界の話
西欧の基督教社会にはピューリタン的な禁欲社会を想像してしまいがちですが
渡辺惣樹が書き上げたのは スパイと不倫 権謀術数の社会
後味は余り良くありません
日本の外交官僚の世界でも ハニートラップに引っ掛かり自殺に追い込まれた方も居られるくらいですから
この程度の話で驚いていてはいけないのかもしれません
歴史修正主義の学者たちの存在のお陰で 書き直しを迫られる歴史書が多くあることを 刻み込みました