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文庫本上下巻1,100頁の大作 飯嶋の作品は初めて読みました岡崎三郎信康の小姓の話として始まります母親は今川家に繋がる関口家の出身 桶狭間の後 家康は今川の領土を我が物とし駿河に君臨しますが 此れに反発息子の信康も家康と対立 武田との繋がりを深めようと画策し「家康の命により」切腹しますこの小説の主人公 沢瀬甚五郎は徳川家を追われ 海外貿易商となり 秀吉の朝鮮侵攻に巻き込まれます朝鮮出兵の経緯が細かく記載され 歴史を学ぶのにはとても参考になります 信康の生涯だけで一冊書けるほどの内容ですが 朝鮮侵攻も延々続き 途中で何度も投げ出したくなるほど長い話が続きます私の好きなBSTV番組「あの本読みました?」の林プロデューサーが ラストシーンが素晴らしいと語っていた一言を頼りに読み続けましたが 正にその通りでした巻末の解説で「星夜航行」は森鴎外の短編「佐橋甚五郎」のオマージュとの説明がありました「佐橋甚五郎」は ネットで読むことが出来ます読み終わって 漸くこの小説の素晴らしさを実感しました 諸兄も是非途中で投げ出すことなく最後まで通読することをお勧めします
by toshi-ohyama
| 2025-03-23 08:20
| 幕張図書館
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