ラピスラズリブルー

カテゴリ:幕張美術館( 18 )

刻(とき)

避暑に訪れた箱根 芦ノ湖畔 成川美術館で 素晴らしい絵に出会いました

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日本画家 柳澤正人 1955年 長野県佐久生まれ 増上寺の天井画なども描いているようです
成川(なりかわ)美術館は 日本画の専用展示 この作品「刻(とき)」はイタリア取材旅行により生まれた作品のようです
右足の質感は ドキッとする素晴らしいものでした 
この美術館は 撮影可なのですが 絵にガラスが嵌められているため 反射して写真は撮れません
彼のHPから お借りしました
この絵は 是非実物を見ていただきたい きっと感動されると思います





by toshi-ohyama | 2018-07-29 06:27 | 幕張美術館 | Comments(2)

松平不昧公

三井記念美術館で松平不昧公の展示がありました

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今回の目的は 井戸茶碗の大名物 国宝 大井戸茶碗 喜左衛門 只一つ
何度見ても 素晴らしいと感じます
只 如何にも大きい 濃茶を数人で愉しむとしても 大き過ぎる気がします
掌にすっぽり包める程度の大きさの井戸を持ちたいと探していますが 未だめぐり逢いはありません

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私の持つ井戸茶碗は 奈良新薬師寺に向かう登坂にある雑貨店で見つけたもの 若い作家の作品らしく¥2,000という掘り出し物 

初めて松平不昧公の業績を学びました 文武両道に秀で倒れかかっていた藩財政の立て直しにも大きく寄与したとありますが 七公三民という過酷な課税も強いたようで
必ずしも善き領主ではなかった面も窺えます 「古今名物類従」も彼の業績として素晴らしいと思いますが 茶道に費やした金は想像を絶する額になりそうです
 一部には 幕府の眼を恐れて茶道三昧に明け暮れたとも云われます 不昧公は結城秀康の末裔ですから将軍職には就き得ない家柄ではあります





by toshi-ohyama | 2018-06-05 06:21 | 幕張美術館 | Comments(0)

序の舞 修復完了

東京芸術大学所蔵 上村松園の「序の舞」(重要文化財)が二年がかりの修復を終え 公開されました

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今回は 大下絵と並べての展示がされ 制作過程の試行錯誤が良く判ります 
奈良の松伯美術館には 下絵が沢山保存されていて完成絵と対比出来るのが嬉しいです

今回の修復は 剥離してきた絵の具の定着中心で 絵は50年で随分傷むものだと再認識させられました
何度見ても飽きぬ素晴らしい作品です 松園の作品は筆に迷いもなく 気品を感じます

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又 この美術展でもう一つの収穫は もう一枚の序の舞を鑑賞出来ました

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山川秀峰の作品です 少し動きがあり 右足で床を踏む直前の姿を映したようです
此れも 素晴らしい作品です
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何と切手にもなっているのですね 知りませんでした


 




by toshi-ohyama | 2018-04-20 06:35 | 幕張美術館 | Comments(0)

道明寺観音

上野国立博物館の仁和寺展が大好評のようです

殆ど報道されていませんが 国宝道明寺十一面観音菩薩像が展示されています
葛井寺の千手観音ばかり取り上げられています 確かに素晴らしい仏像ですが 私の狙いは道明寺観音

この観音様との出会いは 東京藝大 大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復彫刻研究室 籔内佐斗司教授が指導する道明寺観音模刻を拝見した時
白木の状態で彫られた当初の佇まいが良く判り魅了されました
実物の国宝を観たくて 大阪に参拝に伺ったのですが 18日 25日しか開扉されず参拝出来ずでした

 
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均整の取れた美しさは 息をのみます 
お寺では 菅原道真手ずから刻まれたと伝わっています

98cmの小柄なお姿はカヤ材の一木造り 道明寺は元々道真の出身である土師氏の菩提寺であるそうです



by toshi-ohyama | 2018-03-10 06:17 | 幕張美術館 | Comments(0)

鎌倉芸術 運慶

興福寺中金堂再建を記念して 東京国立博物館で運慶展が開催されています

興福寺は 且つては藤原氏の氏寺 檀家を持たぬ法相宗大本山 明治維新後の激しい廃仏毀釈運動の中で 当時の貫主は250円で売却 塔自体は燃やして金目となる金属金具のみを取り出し売りさばくことまで考えたとの話があります 世界遺産に登録され壮大な再建計画も立てられ 2018年中金堂 その後南大門も再建が計画されています
となると 西金堂も再建されることになるのでしょう
塔の売却という意味では同じ法相宗の薬師寺も高田好胤氏が東塔を売ろうとしたと云う話を聞いたことがあります 百万巻写経で見事に西塔 金堂 回廊を再建し白鳳伽藍を再現しました 同じ法相宗の興福寺も同じように再建を考えるのは不思議ではない とはいうものの宗教寺院としてではなく観光名所としての再建としか思えず 宗教の荒廃を感じます

運慶の時代は 鎌倉期 多くの寺の再建があり 仏師たちは大忙しで次々に仏を彫り出しています
私の大好きな大日如来像は 若干20歳前後のデビュー作(2年前に息子湛慶が生まれています)

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晩年の運慶作品は阿弥陀如来が多く この大日如来は何らかの慶派に受け継がれた型紙を使っているように思われます
又 この大日如来に劣らぬ傑作が 無著世親菩薩像 

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この兄弟は印度僧で法相宗確立の祖 その精神性を見事に彫り出した日本彫刻の最高傑作のひとつと云えます(運慶はこの像を 二人の息子に担当させています)

最近 ある仏師の作品展を拝見しましたが ご本人が「どんなに努力しても運慶に近づくことはできない」と その偉業を讃えていました
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by toshi-ohyama | 2017-10-29 07:53 | 幕張美術館 | Comments(0)

完璧な内面表現

奈良博物館に行ってきました
これぞ快慶の最高傑作
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京都醍醐寺蔵 弥勒菩薩座像(重要文化財)です 何故国宝ではないのか私には疑問です
弥勒菩薩は 釈迦如来入滅後56億7千万年後に衆生救済のためにやって来る弥勒如来の菩薩時代を表現しているもの
つまり 未だ如来となる前の菩薩像ですから 人間を感じさせる内面性の表現がこの像の素晴らしい処と感じます

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此方は国宝の東大寺僧形八幡 本地垂迹論による神仏混交表現 僧形八幡はこの世に存在するものではなく日本で独自に考え出されたものだけに どう表現するのか
神か 仏か 其れとも人間なのか どのような内面性を表現するのか 当時の造形技術を最大級に居り込んだ 最高峰に置かれる作品と思います
僧形八幡ではなく 実在の人物を造形化させたら 多分快慶は最高傑作を残したのではないでしょうか
快慶は 阿弥陀如来像をかなり多く残していますが 徐々にパターン化されていきます 快慶は内面性の表現にその才を存分に発揮した仏師と私は見たいのですが如何でしょうか

此れから東京で開催される運慶展も愉しみです

by toshi-ohyama | 2017-05-16 06:59 | 幕張美術館 | Comments(0)

二都物語

慶派の仏像彫刻は 甲乙つけがたい傑作揃いです 何度見ても感動が沸き起こります
快慶の作品が 奈良国立博物館に集まっているようです

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連休に 友人の写真展を奈良に観に行く予定があるので 立ち寄りたいと思っています

一方 秋には東京国立博物館に運慶が揃うようです

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此方は 大好きな 圓成寺大日如来 運慶26歳の作品

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そして 興福寺北円堂無著(世親)像 5世紀の北インドで大乗仏教唯識派を確立した兄弟 運慶は本人たちに逢ったこともないのですが 見事にその内面を抉り出した人物彫刻の最高峰と称えられます 




by toshi-ohyama | 2017-05-12 06:23 | 幕張美術館 | Comments(0)

空想の

京都国立博物館で開催中の海北友松展

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安土桃山期 狩野永徳 長谷川等伯と並び称せられる海北友松 多くの龍図が一堂に会しています

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中でも秀逸なのが この絵
建仁寺 雲竜図の中の一枚 龍は想像上の生き物ですから 鹿の角とか色々な動物を組み合わせて描いたのだそうです
今回 何枚か並べて観て この絵が一番 
初めて気が付いたのが眼 黒目は丸ではなく横に幅のある筆でくるっと円を描くように描いています
画竜点睛は 点ではなかった


by toshi-ohyama | 2017-05-10 07:19 | 幕張美術館 | Comments(0)

第19回 個展

奈良の友人 堀内保彦さんの第19回目の個展が 5月の連休に開催されます
平成17年5月5日 偶々奈良を歩いているときに第1回個展を開催されている堀内さんと出会いました
堀内さんは地元樫原に在住の写真家 SL F-1 そして里山と幅広い領域をカヴァーされています
入江泰吉さんの作風を追い掛け 大和の美しい四季を素晴らしい色彩で表現されます
今年の5月は 19回目の個展となります 近隣の方宜しければぜひ足をお運びください
私も 駆けつける積りです




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by toshi-ohyama | 2017-01-20 14:02 | 幕張美術館 | Comments(0)

第二回日本木彫刻展

上野の森美術館で 日本木彫刻協会主催の展覧会が開催されました 入場無料です
facebookで いつの間にか知り合いとなり 紺野 侊慶師という若手の仏師を知りました

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此方は 紺野さんの作品

若い人たちが集っての会のようです 教室を開いて裾野の開拓にも力を注いでいるようです

「千の風になって」を歌う 秋川雅史さんが名誉会員として 見事な作品を展示しています 

東京芸大の大学院に保存修復彫刻研究室があり 薮内佐斗司教授が指導しています この研究室で傷んだ仏像の修復に取り組んで居られます 
最近大人気の興福寺の阿修羅の手は薮内教授により修復されています

日本の木彫彫刻が 更に発展してくれればと エールを送ります
 



by toshi-ohyama | 2016-10-07 07:46 | 幕張美術館 | Comments(0)



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