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ラピスラズリブルー

カテゴリ:幕張美術館( 19 )

第二回日本木彫刻展

上野の森美術館で 日本木彫刻協会主催の展覧会が開催されました 入場無料です
facebookで いつの間にか知り合いとなり 紺野 侊慶師という若手の仏師を知りました

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此方は 紺野さんの作品

若い人たちが集っての会のようです 教室を開いて裾野の開拓にも力を注いでいるようです

「千の風になって」を歌う 秋川雅史さんが名誉会員として 見事な作品を展示しています 

東京芸大の大学院に保存修復彫刻研究室があり 薮内佐斗司教授が指導しています この研究室で傷んだ仏像の修復に取り組んで居られます 
最近大人気の興福寺の阿修羅の手は薮内教授により修復されています

日本の木彫彫刻が 更に発展してくれればと エールを送ります
 



by toshi-ohyama | 2016-10-07 07:46 | 幕張美術館 | Comments(0)

静けさの中の緊張感

上野の国立西洋美術館に カラヴァッジョが来ています

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彼の正式の名前は Michelangelo Merisi da Caravaggio 1571-1610
38歳の若さで亡くなった天才画家 喧嘩の末 殺人まで犯してしまう激情家の彼の絵は 恐ろしく冷静に且つ精緻に描かれています
カラヴァジェスキという彼の技法に信奉追随する画家達を生み 明暗技法はレンブラント等 次世代の画家に大きな影響も与えています 
絵の中の人物は一瞬の動きを切り取ったように動的で 感情が溢れ出し ドラマのクライマックスを観ているような衝撃を受けます
彼の感情表現は かのミケランジェロのように大袈裟なものではなく 静かな流れがピタッと停まった様な それで居てその場の緊張感が伝わってくる独特のものです

作品数は少なく 60作くらい その内移動出来る11枚が今回出品されています 見応えがあります

今回の目玉は エマオの晩餐

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殺人を犯して ローマから逃亡した直後に描かれたと云われます

カラヴァッジョは この絵を描く以前に 同じテーマで描いて居ますが 今回来日した作品の方が 背景の闇も深く 動きも少なく静かです 
近付いて 筆致を観ると それはそれは繊細な細い線に強い力を感じます

私の一番のお気に入りは 今回は出品されて居ませんが マタイの召命

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左端のマタイは イエスを見上げることも無く金勘定を続けています マタイを指さしているイエスは右端に寄せられ しかも手前に人が被さるように立ちます
中央に置かれている少年の意味する処は何なんでしょうか 天窓から差し込み斜めに横切る光がイエスの指差すマタイへの方向への流れを更に強調し その場の緊張した雰囲気を見事に描き切って居ます

お勧めの絵画展は 上野国立西洋美術館で開催中です











 



by toshi-ohyama | 2016-04-05 09:30 | 幕張美術館 | Comments(0)

黄金のオランダ絵画

フェルメールの「水差しを持つ女」が来日しています

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17世紀のオランダ絵画はレンブラント フェルメールなど巨匠を生み出していますが 全体としてのレベルの高さは圧巻です 
何度観ても精緻な筆致にはため息が出ます

右端は カレル・ファブリティウスの自画像 中央は彼の代表作「アブラハム・デ・ボッテルの肖像」
ファブリティウスは 弾薬庫の爆発で32歳の若さで死去し作品も多くがこの爆発で焼失しています 現在残る彼の作品は10数点のみ
レンブラントの弟子の中でも一番才能に溢れていたと云います 明るい背景の中で人物象を浮かび上がらせる彼の作風は 写真とは異なる絵画の可能性を
我々に示して呉れているような気がします



by toshi-ohyama | 2016-02-20 07:23 | 幕張美術館 | Comments(1)

猫の絵を観たくて

TVの旅番組で観かけた一枚の絵 大きさは15cm四方位でしょうか 大きなものではありません

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この絵の実物を見ることを目的に 京都へ行って来ました
絵の作者は 永田萌さんは私と同じ学年 私の大好きな「いわさきちひろ」に触発され 「カラーインク」を用いて妖精の世界を描きご自身の世界を切り開かれています
単色系と微妙な滲みを効果的に用いて居られます

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京都文化博物館の近くに 永田萌ご本人の作品(絵本絵葉書等)を集めたギャラリーを開いて居ます
最初に掲示した「青い猫の絵」は 永田萌さんが昔飼っていた猫だそうです 原作一品ものの売り物で既に売却済み 妖精村には無く
これ又すぐ近所の「Phooka」(プーカ)と云う雑貨のお店に在ります
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プーカは 永田さんのスタッフを長く務めていた頓部祐子さんが開かれたお店 北欧系の雑貨を中心の品揃えです

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雑居ビルの二階 隣の京都文化博物館の煉瓦が 窓越しに素敵に見えています 店主の了解を得て雑貨越しに一枚撮らせて頂きました


                                phooka(プーカ)



住所
京都府 京都市中京区三条通高倉東入ル桝屋町53-1 Duce mixビルヂング2F 200号
TEL
075-708-7046
時間
11:00~20:00
定休日
月曜、火曜不定休













by toshi-ohyama | 2015-12-24 08:53 | 幕張美術館 | Comments(0)

印象、日の出

21年振りに モネの「日の出」が来日しました(10月18日で展示終了)

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1874年4月開催の第一回印象派展に出展された5枚の内の1点 モネが幼少期を過ごした フランス北西部の街 ル・アーブルの港を描いたのが「印象・日の出」
下の絵は サン・ラザール駅ヨーロッパ橋

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今回の展覧会では 米国テキサス州立大学の天文学者ドナルド・W・オルセン教授の研究に基づき「印象、日の出」が 1872年11月13日午前7時35分頃の日の出を描いたもの と特定しています 一部には この絵は1872年ではなく73年の作品とか 日の出ではなく日没を描いたものとか 諸説があるようです 

この展覧会を軽蔑の念と悪意をこめて「印象主義の展覧会」と称した評論家ルイ・ルロアの言葉の語源ともなった「印象」という題名は「カタログに載せるために題名をつけてほしいといわれたが、これに『ルアーブルの眺め』という題をつけることはできなかった。そこで『印象』としてほしいと言った。」と云うモネの思い付きによるものであるとか 

会場は 大混雑 入場前に30分程待たされるほど 日本ではモネは人気があります
私の目的は 今回も筆使い 絵の具の混ぜ具合 観れば見る程その技術のレベルの高さに驚嘆します 
特に水面に写る太陽の反射がきらめく様の絵の具の走らせ方を見て居て 何と軽やかで且つ微妙なグラデーションであることよ と眼を奪われました

マルモッタン美術館のコレクションは 印象派の作品をいち早く評価した医師 ジョルジュ・ド・ベリオの収集と モネ自身が最後まで売却しなかった作品を中心にしています
私の印象に残った作品は「印象・日の出」の他に 以下の作品があります
上が「雪の効果・日没」 下が「バラの小道 ジュヴェルニー」

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雪を描いたモネの傑作には「カササギ」(1869)がありますが 「雪の効果」は1875年の制作ですから印象派が台頭し始めた頃の作品 
バラの小道は1920-22の制作 最晩年の失明した状態で光の印象を描き上げたもの 数えきれない種類の絵の具をキャンバスに置いていった時に 何故このような奥行 立体感 明るさが生まれて来るのか 正にモネ・マジックの極致とも云うべき作品です
以前一度観ているのですが 全く違う印象を受けるのは何故なのでしょうか

最後は モネの終生の親友 ルノワールによるモネ像 
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by toshi-ohyama | 2015-10-26 09:07 | 幕張美術館 | Comments(1)

大和坐り

月刊誌「和楽」に掲載された写真を切り抜きました

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奈良白毫寺阿弥陀三尊 阿弥陀様に向かって左側に座す右脇侍 勢至菩薩 大和坐りの仏様です
白毫寺は 小高い丘の上にあり奈良市内を見下ろせる絶景の場所で 五色椿 萩 の名所でもあります
本堂に安置された阿弥陀三尊の脇侍は 殆ど見かけない大和坐り 今衆生を救いに地上へ向けて出掛けようとする姿を写しているとのこと 
前傾する角度が可也深いのが特徴です

流石にプロの写真家は 見事なアングルで撮られています 私にはとても真似出来ぬアングルです
勝手に私のコレクションに加えさせて頂きます

大和坐りの仏様を探して 個人的に訪ね歩いて参拝しています

  大和坐りの仏たち





by toshi-ohyama | 2015-10-14 08:57 | 幕張美術館 | Comments(0)

将軍の孫

西村西望の大正7年の作品 製作のエピソードが残って居て 当時西村西望は日露戦争で戦死した軍神 橘中佐像を制作するために遺品を預かって居ました
アトリエに遊びに来た西望の当時3歳の長男・治禧(はるよし)が その遺品の軍靴を履いて西望に敬礼した姿をモデルにしたとのこと 小首を傾げたそのあどけなさは観る人に思わず微笑みを浮かべさせます
最初の写真は 京都嵯峨野観光線トロッコ嵐山駅前にて 次は井之頭自然文化園にて(北村西望の作品が陳列されています)

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さて 以下の写真は 昭和42年 東宝創立35周年記念として製作された 日本の一番長い日の1シーン 
阿南陸軍大臣が閣議から市ヶ谷の陸軍省に戻って来た時の 車寄せの光景 何と 将軍の孫が建っているではありませんか 陸軍省の玄関に本当に建っていたのでしょうか

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by toshi-ohyama | 2015-09-20 20:58 | 幕張美術館 | Comments(0)

見つめる

左は北千住ほんちょう公園の「時代(とき)を見つめる」という彫刻の男の子 1992年第3回足立区野外彫刻コンクールの入賞作品 
右は ご存知の方も多い銀座天賞堂晴海通り側角に佇むエンジェル 

似て居ると云われれば似て居る アイデア頂戴程度の御愛嬌と受け止めます 別に誰も被害を蒙るわけでもありませんので 決して悪意はありません 為念
今回の2020東京オリンピックのエンブレムのように 商業目的が伴うと 事が平穏には収まらなくなってしまいますね

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by toshi-ohyama | 2015-09-17 09:15 | 幕張美術館 | Comments(0)

青い猫

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録画していたTVで 偶然見かけた一枚の絵 作者は絵本作家の永田萌さん 偶然にも私と同い年 私の大好きな「いわさきちひろ」の影響を受けているとウィキペディアには 記載されています 
私が 極端な「青好き」なので 特にこの絵が強烈に眼に止まりました 彼女曰く昔飼っていた猫を描いたそうですが 青い猫が居る訳も無し 彼女の感性が生み出した作品でしょう 妖精や花を「カラーインク」を使って描いて居ます 彼女が使っているインクはフランス製(?)とかで 滲ませたり混ぜたりして素晴らしい色彩を生み出していますが「白」だけが無く 画紙の地の白さを其の儘残して白い色を出しているそうです
既に百冊以上の絵本を刊行されているとか 

番組の中では特に触れて居られませんでしたが 永田さんの旦那様は「住井すゑ」さんのお孫さんにあたるようです

2006年に ギャラリー妖精村を開設しておられ 彼女の作品を観たり買ったり出来るようです
お近くの方が居られましたら是非お出掛け下さい

〒604-8182
京都市中京区堺町通三条上る フォルム洛中庵1F 
電話番号:075-256-5033
FAX:075-256-5032

尚 此の「青い猫」は 妖精村には有りません 近隣の「Phooka」というお店に飾ってあるそうです

by toshi-ohyama | 2015-09-14 08:46 | 幕張美術館 | Comments(0)



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