ラピスラズリブルー

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触れもせで 夢あたたかき

向田邦子が亡くなられたのは 昭和56年(1981年)8月22日 
今でも毎年 命日が近付くと 女性誌で向田邦子特集が組まれ 彼女の作品が売れるのだそうです

日本初の地域広報誌「銀座百点」に「父の詫び状」が連載されたのが昭和51年から昭和53年6月 直木賞受賞が昭和55年 それから一年余りで台湾での飛行機事故死 急ぎ足で駆け抜けて逝ったような52年の人生

七人の孫 だいこんの花 時間ですよ 寺内貫太郎日記 阿修羅のごとく あ・うん と 多くの作品でタッグを組んだTBSプロデューサー 久世光彦(てるひこ)が
向田の死後に彼女との想い出を綴ったのが 「触れもせで」

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表紙は 風間完氏の単行本

続編は 「夢あたたかき」

題名は与謝野鉄幹を巡り争った 与謝野晶子と山川登美子という二人の女流歌人の歌からとったもの
繰り返し本文の中では 自分は向田邦子には指も触れたこともなかったと書き綴っています

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文庫本は 触れもせでと 続編の「夢あたたかき」両方が収録されています
紛らわしく 二冊ともAmazonで購入しました(二冊とも中古価格1円でした)

正直なところ 後半戦は向田邦子を書いているというより 久世自身を書いているような印象です
黒柳徹子の「トットチャンネル」から 向田邦子に飛び火して 数日を過ごしました

又 向田作品を読みたくなりました



by toshi-ohyama | 2017-08-30 06:54 | 幕張図書館 | Comments(0)

五島の手延べ饂飩

友人から頂いた 五島手延うどん「唐風(からのかぜ)」をご紹介します

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唐風と書いて 「からのかぜ」と読むそうです
以下は製造元の宣伝文句

「日本の麺は、遣唐使が中国(当時は唐)から持ち帰り、寄港地であった当地「五島」から全国に広がっていったと伝えられております。商品名には、麺の里・「唐」を
 使用しました。
 昔の五島手延うどんは、少し固く、長時間茹でても延びなかったといわれています。
 その固さを保ちながらもちもち感とコシの強さを表現しました。
 麺長は19cmにして、御土産用としても、鞄に収まりやすく、しかも手ごろな価格にしました

200g 351円ですから 少し高めの価格設定です
麺類は渡来ものと思って居ましたが 五島列島が遣唐船の寄港地とは知りませんでした
元々 五島の手延べ素麺は 兵庫 奈良のそれとは一味違う 手延べ独特の噛み応えのある麺ですが この饂飩は 平打ち 表面はつるつる 噛み応えはしっかりしています

矢張り 生産地と消費地が離れているハンディキャップは否めません とすると NET社会では格好の優れた商品ということになりますか
上手く流通に乗れば 消費量は確実に増えるであろう優れものです

by toshi-ohyama | 2017-08-28 17:24 | 幕張食堂 | Comments(0)

トットチャンネル

黒柳徹子が自伝的にテレビジョンの歴史を語ってくれます

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NHKに入社するところから放送25周年に到る抱腹絶倒と涙の物語
50周年に加筆した文庫本 良くぞこれだけ細かく覚えているものだと思ったら 文中に自分は殆ど記録を残しておらず 友人から資料をかき集めて書き上げたとのこと 文筆家としても充分通用する見事な筆致に引き込まれました

ある意味 自虐ネタの連続ですが 意識していたわけではないようです
小学校時代に 自分らしさを忘れないようにと教えられたことが 後の個性豊かな黒柳徹子を育てたことは間違いない
しかし 素っ頓狂の連続だった自分をクールに見つめている自分が居たことも間違いないようです



by toshi-ohyama | 2017-08-26 06:35 | 幕張図書館 | Comments(0)

トット独り

黒柳徹子の文章力は 「窓際のトットちゃん」で 充分に証明されています
その後の作品は 手にすることがなかったのですが bookoffに書籍を売りに行って 書棚に見付け買い求めました(定価の1/3でした)

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本の名前は「トットひとり」ですが その意味は読了して解りました
黒柳さんが交流してきた芸能界の友達が 次々に亡くなり 独りぼっちになってしまったという意味でした

昭和28年の日本でのTV放送と同じくしてデビューした黒柳さんは出演者としてのレジェンド 抱腹絶倒の人生を送られて来たようです
彼女の素晴らしい文章力に引き込まれます
正にコメディーのように 笑いと涙が同居します 

俳優にとって一番大切なのは 創造性である 自分の演じる役がどのような性格 どのような環境で どのような思いを持つのか 技術よりも発想力が重要と訴えます

この本は 登場人物がどんどん亡くなっていきます 生前のエピソードを交えながら友に先立たれる哀しみを綴ります
次は「トットチャンネル」に挑戦します

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作中に掲載された若き日の黒柳徹子さんの写真 忙しくなった時期 一瞬の「素」に戻った表情がとても印象に残ります


by toshi-ohyama | 2017-08-24 06:41 | 幕張図書館 | Comments(0)

ガストロバック

スペイン・カタルーニャのエル・ブジは レストラン業界の最高峰と云われ 日本人シェフでも此処で修業された方が居られるようです フェラン・アドリアシェフは 今や大人気のエスプーモのような新しい調理機器を開発したことでも有名です
フェランは 分子カストロノミーなる難しい分野の技術を調理器具に取り入れ 世界中に調理革命を巻き起こしており ガストロバックもその一つ 減圧加熱調理器と訳されます

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この珍しい調理法による料理がいただけるのが 目白旬香亭 以前赤坂にお店があったと記憶します 何でも此方のシェフがエルブジで修業した経験を持つのだそうです

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此方が ガストロバックで調理されたサラダ レタスが透き通っています パリパリの食感です

此方の店は フレンチなのですが 何故か 豚カツがメニューにあります

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添えられたキャベツも カストロバック調理法によるもの

肝心の豚カツはロース(¥1,500) ヒレ(¥1,600)も選べます 
お箸で食べることが出来ます 味はお見事! 
次回はビーフシチューに挑戦します






by toshi-ohyama | 2017-08-22 07:23 | 幕張食堂 | Comments(0)

12年20回

平成17年5月5日 入江泰吉記念奈良写真美術館での第1回開催から12年 奈良の友人 堀内さんの個展 「彩」が 第20回を迎えました
 途中F1やSLの特集も番外編として挟みながら 奈良の里山風景を撮り続けて 5月の連休と夏のお盆の時期に発表されて来られました

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20回目の今回は ここ数年で撮られた作品を並べました 相変わらず色彩の鮮やかさ 構図の見事さは 我々を愉しませてくれます

入江泰吉さんの作風に憧れ 奈良の景観 花を追い掛けて来られました 写真家が追い掛けるスポットは マニアが集まりますが 開花 天候 の偶然性があり 通って撮り続けなければ 観客に感動を生む作品にはなりません 夜明け 日没 個々の写真の裏に秘められたご苦労は 大型バイクを駆使して走り回わり シャッターを押し続けた成果でもあります

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来場してくれた方達に 声を掛け 撮影場所 撮影技術 エピソード等々 堀内さんの説明は止まりません
「これが一番楽しい」は 堀内さんの言葉

この10年 何回か行かれなかったこともありますが ほぼ毎回足を運びました その度に私のために奈良の観光案内パンフレットを集めて置いてくれて 私の「写真心(こころ)」に火をつけてくれます
古希を前に 漸く自由人となって 時間も出来たのに カメラの重さが堪え 撮影旅行への気力が急激に落ちている私に 堀内さんの作品は毎回大きな刺激を与えてくれます 

今回は 新薬師寺のご住職が会場に来られていて 堀内さんから紹介いただきました 新薬師寺の館内照明がLEDに交換されたとのこと 是非とも次回参拝したい目標が出来ました

帰りに 入江泰吉作品を観てきました 美術館開館20周年ということで 入江さんの傑作が並びます
改めて観ているうちに 入江作品は 里山 花 季節 そして 風景を醸し出す「空気」を撮影していることに気付きました
「銀板は 空気を浮かび上がらす」と 撮影仲間が教えてくれたのですが 正にその言葉通りでした

二つの写真展に 素晴らしい刺激を得た一日でした



by toshi-ohyama | 2017-08-20 07:27 | 幕張写真館 | Comments(0)

半世紀ぶりの送り火

8月16日 叔母の新盆で神戸を訪ねましたが 京都の定宿が運良く取れ 京都五山送り火を 47年振りに拝むことが出来ました

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最初に送り火を拝んだのは 大学3年の時 丁度万博の年です 旅先で知り合った方から 良い場所があると連れていかれたのは 京都府大病院の屋上だったようです
当時は随分のどかなもので 部外者でも勝手に屋上に上がらせて貰うことが出来 椅子まで勧めて貰い入院患者の方とご一緒させて貰いました

47年振り ある程度は覚悟していたのですが 19:00頃に出町柳の葵橋西詰でバスを降りると 既に歩道は人が溢れ身動きが取れません 鴨川の河原は満員で降りることも出来ませんでした 一つ下流の加茂大橋まで歩き歩道のはずれに小さなスペースを確保しました
隣に小柄な御婆様がお立ちになっていましたが 後から来た男性が御婆様のすぐ前に立ち 御婆様は視界を遮られる形に...
私の場所を御婆様にお譲りし 色々話を聴かせていただきました

昨年は大雨で中止 近年人出が多くなって お参りも難しくなってしまった 近隣にマンションが立ち並び 昔は妙法が同時観見られたが 今はマンションの陰に隠れてしまう マンションは大人気でえろう高くなっているようで 言葉の通じぬ人たちが投資目的で買い占めているらしい...
色々お聞きしているうちに 20:00の点火時刻となり 静かに「大」の字が浮かび上がりました
御婆様は 静かに手を合わせお参りを済ませると お気遣いありがとうございましたと声を掛けて退散されました
送り火は ご先祖の霊を供養する大切な行事ということを 改めて教えて頂きました

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若い方 外国の観光客(わからない言葉が飛び交います) 手を合わせるわけでもなく 只管スマホで写真を撮りまくるのみ
私は 交差点を歩き 警官から立ち止まらないでくださいとの声を聴きながら 歩き撮り 早々に引き上げました

今年7回忌の叔父 新盆の叔母の良い供養が出来ました 

 

by toshi-ohyama | 2017-08-18 11:42 | 幕張写真館 | Comments(0)

桃の剥き方

一番好きな果物は? と聞かれたら 桃と答えましょうか

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しかしながら 一度たりとも自分で皮をむいて食べたことがありませんでした
上手に綺麗に皮をむくことが出来ない 剥いているうちに酸化して黒くなってしまう等々 何しろ面倒くさい...
何時も 出て来た桃を食べるだけでした

ところが 友人が教えてくれた皮の剥き方が此方
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種に向かって6等分にナイフを入れて そっと皮を剥いていくと こんな形になります
この後 種を取る出すのが上手くいかず 結局丸ごとがぶりと かぶりつきました 人生初めての自分食い でした


by toshi-ohyama | 2017-08-16 04:10 | 幕張食堂 | Comments(0)

幕末史

佐々木 克氏という歴史学者が居られます 秋田高校から立教大学に進まれ 立教時代 大久保利謙(大久保利通の孫)に師事されたそうです
2013年6月大腸癌を発病された入院先で筑摩書房の編集者に勧められ1年掛けて2014年9月に書き上げたのがこの本 幕末史

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佐々木氏は2016年7月31日に逝去されており この著作が遺作にもなっているようです
「幕末の日本が立ち直っていく姿を伝えたいという思いと気力がエネルギーとなっ」て この本が完成したと巻末にご本人が書かれています

私がこの本を手にしたときには 著者は未だ御存命であったようです

日米通商条約の締結は 通例に従って処理されており 此れまで諸外国との条約締結は幕府に一任されており 何も問題はなかった
岩倉の孝明天皇毒殺説は あり得ないこと
大政奉還後の慶喜を討てとの密勅は 岩倉が作成させた偽勅である 等々

ドラマを読んでいるような興奮を味わいました




by toshi-ohyama | 2017-08-14 07:11 | 幕張図書館 | Comments(0)

さくらさん

倍賞千恵子の本が出ました

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「倍賞千恵子の現場 出会った素敵な人々」というタイトルから 渥美清 高倉健との交流が語られているのかなと 早速買い求めました

内容は 倍賞さんの芸談が中心 ご本人が書いたというより ご本人の話を聴いたライターが膨らませた印象です
内容にも感動する箇所が沢山ありましたが 驚いたのはこの本を買ったのが 8月10日 
渥美清の命日が8月4日なのだそうです...

倍賞さんの芸談とはあまり関係がないのですが 倍賞さんが100歳近い日蓮宗のお坊さんに「人が死ぬこととは どういうことなんでしょう」と尋ねると
「生きることですよ」と答える場面 正に法華経の奥義を教えて頂いたような衝撃を受けました

今年3月25日 葛飾柴又駅前に寅さんの銅像と対峙するように さくらの銅像が立ったそうです
さくらの左サンダルに「さくら」 右サンダルに「ち」と 小さく倍賞さんが彫り込んだそうです 
観に行かなくては...

by toshi-ohyama | 2017-08-12 05:59 | 幕張図書館 | Comments(0)



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