ラピスラズリブルー

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伊賀の残光

青山文平の第三作 「伊賀の残光」です

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この人は 単行本を文庫本で再販するときには 色々題名を変える癖がありそうです
「流水浮木ー最後の太刀」という原作を 変えて出版しています

今回は 伊賀者の話 例によって剣術の話はとても難しい 原作の流水浮木も秘太刀(型)につけられた名前です
サツキについても可成り詳しい知識が披露されます
再度書きますが 彼は結論を登場人物に語らせません 従って読者は大いなる想像力で著者を追いかけていかなければならない
彼の人生観を深く読み解きながら読み進めるので 精神的にとても疲れます
電車の中で読んでいると確実に降りる駅に気づかず乗り過ごしてしまう

葉室麟が解説を書いています 奇しくもこの本を読んでいるときに 彼の訃報が飛び込んできました
葉室は 青山文平の時代小説には鬱屈があると書いています 藤沢周平作品にも見られる鬱屈...
確かに 彼の作品は 司馬さんのような明るい文体ではなく 此方の気力が充実していないと 打ち負かされてしまいそうな気がしてきます
それでいて 小説に引き込まれてしまう 凄い の一言です




by toshi-ohyama | 2017-12-30 08:24 | 幕張図書館 | Comments(0)

かけおちる

青山文平作品に嵌まっています

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不思議な小説です 駆け落ちと妻仇討ち(めがたきうち)を絡ませた展開は 読者を異次元の世界に誘い込みます
青山文平の小説は 出てくる言葉が難しい 場面説明が詳しい 
米作中心の江戸の各藩は財政困窮に悩まされ 幾多の産業振興を模索します
今回取り上げられるのは 鮭の産卵場開拓と養蚕
新潟村上の鮭は有名ですが 主人公達は鮭の遡上に成功 養蚕を次の興産に取り上げます
相変わらず 想定外の展開に読者は引き込まれていきます


by toshi-ohyama | 2017-12-28 11:44 | 幕張図書館 | Comments(0)

白樺の樹の下で

小説の面白さは 着想 意外な展開 驚きの結末にあるように思います
青山文平氏は 且つて影山雄作と云う名で純文学を目指した時期があるそうです 
2011年 現在の名前での初作品で第18回松本清張賞を受賞 そして5年後の2016年 第154回直木賞を「つまをめとらば」で受賞します

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腰巻が祝直木賞と大書されているのは 文春文庫の売らんかな精神の顕われ 流石に文芸春秋社は商売上手です 自社の主催する直木賞で宣伝です

相変わらず 青山氏の剣技と剣に関する博識ぶりには感心します 冒頭からの細かな描写が全て大団円に関係して来る 
しかも思わぬ方向に物語が急展開し 読者の犯人捜しの推理は見事に裏切られます
安物の推理小説にある 殆ど語られなかったところに犯人がいるような軽い展開ではなく 読者を翻弄し続ける
お見事です 参りました 直ぐ次の作品に取り掛かります

 

by toshi-ohyama | 2017-12-26 14:51 | 幕張図書館 | Comments(0)

修復に四苦八苦

内臓HDDがクラッシュして PC交換となりました
一番苦労したのはNETへの接続でした クラウドファイルへのアクセスは未だ修復出来ず 
一番安全と思っていたクラウドファイルがなんと一番修復に苦労しています

メールソフトも受信はできるものの 送信がいまだ不可 久しぶりにoutlookを利用して原状復帰に向かっています
改めて 機械は必ず壊れるものだということを実感しています

自由人ですので時間はあるのですが 昔のようにPCを自在に扱うことが難しくなっています

by toshi-ohyama | 2017-12-24 08:19 | 日記 | Comments(0)

HDD故障

数日前から内蔵HDDがおかしくなり始めて 今朝ついにDownしてしまいました
この記事は 携帯用のpcから書き込んでいます
パソコンが倒れてしまうと 生活にかなり支障が生じます
携帯pcは無線LANでしか繋がらないので 近所の喫茶店に行かないと使えません

已む無く新しいpcを買いに行きます
昔ほど大金は不要ですが 年金生活者には少し堪えます
年賀状もまだ手つかずです

修復に数日かかるかもしれません
退職以来続けてきた 隔日書き込みも暫くお休みかと






by toshi-ohyama | 2017-12-21 10:12 | 日記 | Comments(0)

熊谷名物五家宝は手造りに限る

熊谷在住(正確には本庄)の友人からのお土産 五家宝です
埼玉の銘菓と云えば 草加煎餅 川越の芋菓子と 熊谷五家宝 
加須 水戸(吉原殿中)でも売られています

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最近は機械造りが主流で 手造りは2軒程度しか残っていないと聞いています
以前 製造工場を見学したことがあります 有楽町交通会館の全国郷土名産を集めている店に出荷しているそうですが 保存上少し硬めにして販売していると聞きました
手造り品は お鮨の如く口の中でほぐれる柔らかさです
日本茶の御茶請けには 最適なお勧め品 冬の日当たりのよい縁側で一服すれば 何ともほっこりした気分が味わえます
Oさん 有難うございます 愉しませていただきます


by toshi-ohyama | 2017-12-19 06:59 | 幕張菓子店 | Comments(0)

東條英機暗殺計画

昭和19年6月サイパンが陥落し 本土がB29に爆撃され 日本の敗戦が決定的となる頃 陸軍歩兵少佐 津野田知重が 東條英機首相の暗殺を企てます
津野田は 東條を殺し東久邇宮を首班にした内閣を立てることを模索 三笠宮に天皇陛下への仲介を求めようと試みます
三笠宮は津野田の計画書を受け取り計画は黙認しますが 暗殺自体には賛同しませんでした
折しも東條は内閣改造を考えますが 岸信介の抵抗にあい内閣不一致で辞任せざるを得なくなります
結果的に暗殺計画は未遂に終わりますが 受け取っていた計画書を三笠宮は東條の側近四方憲兵隊長に渡し 津野田は逮捕され軍法会議に掛けられます
未遂ではありましたが 津野田は免官 禁固二年の刑に処せられます(昭和20年3月釈放) 
三笠宮は計画書の受領を後に否定していますが 関与していたことは事実と思われます

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秩父宮は2.26事件の際 安藤輝三大尉と深い関係にあったと云われます 高松宮は政府の動向にあからさまな批判を直接天皇陛下にぶつけたと云われます
母である貞明皇后 弟宮達から厳しい批判を受け 孤独の中で天皇としての役割を必死で果たそうともがき苦しんだ昭和天皇の心中を慮ると息が詰まりそうな気持になります



by toshi-ohyama | 2017-12-17 10:21 | 幕張図書館 | Comments(0)

ムングダル

京福電車北野線 御室仁和寺の駅を降りると北口が御室仁和寺の参道となってます
駅前に女の子が立っていて 「駅から35歩」のお店のチラシを配っています 丁度お腹が空いていて尋ねるとカレーの専門店とのこと
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このカレーに付いてきたサラダに 何かカリカリしたものが乗っています ぶぶ漬けのアラレのような食感 味は余りない
此れがたまらなく美味しい 気になってお店の方に聞きますと「ムングダールです」とのこと
印度の豆で油で揚げたものだとか...
売ってくれると云うので 50g(150円)買い求めました

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帰宅してNETで調べると moongdal dalはひきわりの豆のことだそうで ムングダルは緑豆だそうな
印度でdalと云えば レンズマメだそうです ムングダルは 何処かで食べたことのある味とずっと考えていたのですが 思い出しました
「春日井のグリーン豆」! あの味です
NETで750円/kg程度で売っています







by toshi-ohyama | 2017-12-15 08:40 | 幕張食堂 | Comments(0)

戦争調査会

昭和20年10月30日 幣原喜重郎内閣は 「敗戦の原因及実装調査の件」を閣議決定します
再び戦争の過誤を犯さぬよう 政治外交軍事経済思想文化などの多角的視点から敗戦の原因と実相を明らかにせんと委員職員100人を超える戦争懸賞の国家プロジェクトを
立ち上げます 40回以上の会議を重ねましたが この時期 昭和21年5月から東京裁判が始まり GHQの諮問機関である連合国対日理事会から調査会のの自主的中止を求められ解散します

日本は 東京裁判を受け入れ国際社会への復帰を果たしますが
 1.戦争へと突き進んだ原因の追求がされていない
 2.戦争犯罪に対する日本としての裁きを行って居ない

というのが実態です

何故 開戦に踏み切ったのか 負けると判って戦いに突き進んだのか 又 この会議は二度と戦争を引き起こさぬために過去を振り返るのか もし仮に再び戦争となった場合に負けぬために過去を学ぶのか 議論は交錯します
幣原は 国体の護持 即ち天皇制の継続のために 戦争放棄を憲法に盛り込むことを自らGHQに対して提言しています(GHQの意向を深読みした感があります)が
彼の信条でもある国際協調外交の為にも 二度と戦争を引き起こさぬためにとの想いが強かったのであろうと推測します
調査会の会長には 牧野伸顕 若槻礼次郎を考えましたが固辞され 幣原自身が務めて居ますが 陸海軍の将官も委員の中に含まれ物議を醸しだします

戦争調査会と云うものがあったことも知りませんでした 途中で投げ出している「海軍反省会」全10巻 昭和陸軍全史全3巻 にももう一度取り組んでみなければと思って居る処です

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by toshi-ohyama | 2017-12-13 06:47 | 幕張図書館 | Comments(0)

藤原秀章

チェリストの新星をご紹介します

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兵庫県養父(やぶ)市が四半世紀にわたり一年おきに全世界の若手のチェリストの登竜門としてコンクールを開いています
最新の優勝者が 藤原秀章 東京藝術大学大学院修士課程在学中 23歳
12月9日に 第一生命ホールで初めてのリサイタルを開きました 自由席だったので最前列で聴きました
端正な演奏で 難しいフレーズをいとも簡単そうに弾いていきます 技術的には相当高いレベルかもしれません
本人曰く 何時も演奏前後で7~8kg体重が落ちると話していましたが 弦の押さえ方に躊躇いも感じられず
弦も的確に音を引き出しているように聞こえます きっと脳はフル回転なのでしょう
若者故のわざとらしい誇張もなく淡々と端正に楽譜を辿っているように聞こえます
楽譜を意訳し情感が過ぎる表現に陥る演奏家が多い中で 基礎技術のしっかりした若手の有望株であると確信しました
最近 気に入っている宮田大もこのコンクールの第6回優勝者であることを知りました
将来必ず素晴らしいチェリストとなるでありましょう その初めてのコンサートを聴けたことを嬉しく思います
是非もう一度聴いてみたい演奏家です


黛敏郎の「BUNRAKU」という作品を取り上げていましたが 初めて現代音楽を素晴らしいと感じました
まるで浄瑠璃を聴いているような錯覚を与える感動的な演奏でした
機会があれば 又聴いてみたいチェリストです



by toshi-ohyama | 2017-12-11 08:35 | 幕張音楽会 | Comments(0)



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