ラピスラズリブルー

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素顔の田中角栄

相変わらずの角栄ブーム 出版が続いています

著者は 晩年の田中角栄を撮り続け 告別式の遺影を撮影したカメラマン
半分が 写真集

角栄は 写真嫌いだったと云います
集合写真は 支持者と撮り続けていたようですが 私的な写真は嫌ったようです
早坂茂三秘書は 角栄に惚れ込み惚れぬいて角栄を支え続けますが 最後に角栄の家族から嫌われ死に目には会えなかったそうです
著者もまた同じように お別れは出来なかった しかも彼の撮った遺影が葬儀に使用されても 遺族からは一言の挨拶もなかった処か 写真集の著作権迄主張されたそうで
其の憤りを少しだけ綴っています
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表紙に使われた写真は 新潟への汽車を待つ酩酊気味の角栄 もっと他にも良い写真があったはずですが この方が売れると思ったのでしょうか





by toshi-ohyama | 2018-07-31 05:58 | 幕張図書館 | Comments(0)

刻(とき)

避暑に訪れた箱根 芦ノ湖畔 成川美術館で 素晴らしい絵に出会いました

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日本画家 柳澤正人 1955年 長野県佐久生まれ 増上寺の天井画なども描いているようです
成川(なりかわ)美術館は 日本画の専用展示 この作品「刻(とき)」はイタリア取材旅行により生まれた作品のようです
右足の質感は ドキッとする素晴らしいものでした 
この美術館は 撮影可なのですが 絵にガラスが嵌められているため 反射して写真は撮れません
彼のHPから お借りしました
この絵は 是非実物を見ていただきたい きっと感動されると思います





by toshi-ohyama | 2018-07-29 06:27 | 幕張美術館 | Comments(2)

戦争を始めるのは誰か

渡辺惣樹氏の著作を読み継いでいます
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西欧諸国の戦略は 中国・ソビエトの共産党勢力 ドイツ・日本のファシズムを戦わせ消耗させ 自らは出来る限り手を汚さずに覇権を取り続ける というものでした

腰巻に書かれた チャーチルとルーズベルトが居なければ 第二次世界大戦は起こらなかったという著者の仮説にはとても説得力があります
第一次大戦後のベルサイユ体制は ドイツを二度と立ち直らせぬための過酷な条件の押し付け 徹底して賠償金をドイツからもぎ取ろうとする英仏の策謀
ブレスト・リトフスク条約により失った国土の回復を目指すスターリン ベルサイユ条約によって失った国土の回復を目指すヒトラー
ウィルソンにより提唱された民族自決主義を悪用し 強欲を重ねたポーランド・チェコスロバキアの領土獲得により理不尽な国境が設定され スターリン・ヒトラーによりその回復が図られた 
チャーチル・ルーズベルトは戦争を開始するかに心血を注いだ...

歴史修正主義という言葉を この本で学びました
自論に有利な資料のみを掲げる従来の史観を 大きく覆す 勉強の時間が持てました

文藝春秋新書は 他の新書シリーズと比し遥かに高いレベルの本を送り出しています
ともすると 時代の潮流の中で陥りやすい大衆迎合主義を厳しく排除した格調の高い本を次々に送り出しているように感じます

 





by toshi-ohyama | 2018-07-27 06:38 | 幕張図書館 | Comments(0)

たぬき煎餅

麻布十番の老舗 煎餅店 たぬき煎餅
近隣に ロシア大使館が建つ狸穴もありますから 昔はたぬきが多かったのでしょう

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お店は昔から知っていましたが 入店したのは初めてです
店内はとても綺麗で 現代風の内装です

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小ぶりな方が大たぬき(左) 可成り厚めの生地 空気を含むフワフワ柔らかめの触感 醤油は強い 神田淡平の煎餅のルーツかもしれない
大ぶりの方が小たぬき(右)直焼とあります 名前があべこべかと思いきや 小たぬきのほうが 厚みが薄く柔らかで 醤油の塗りも薄い なるほどと納得

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近寄ると 眼があることがわかります 中々細かい仕事ぶりに拍手です


by toshi-ohyama | 2018-07-25 06:39 | 幕張煎餅店 | Comments(0)

第二次世界大戦 アメリカの敗北

英国首相リチャード・チェンバレンは 英国の権益を守るため独ソを戦わせ両者の力(ファシズム 共産主義)を削がせることを狙う 英国の権益を犯すという意味では 支那における日本もまた同様に迷惑な存在であり 凋落しつつあった大英帝国にとってあらゆる手段を駆使して日本を叩きのめすことが英国の権益につながると考えた 
そもそも 日英同盟が太平洋方面での英国の軍事力を日本に肩代わりさせ 日ソを戦わせることによって ソビエトの大陸西方への進出を防ぐという大戦略であった
このように考えていくと 世界史の潮流が少し見えてくるような気がします

今回ご紹介する本は

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国際連合 ブレトンウッズ体制(IMF 世界銀行)という 戦後の政治経済の潮流を作ったアメリカの世界戦略が ソビエトスパイにより成し遂げられたという衝撃的な内容でした

FDR(フランクリン・デラノ・ルーズベルト)とチャーチルに具体的な戦後構想はなかった
FDRとチャーチルは 日独をファシズムあるいは全体主義・軍国主義の国(民主主義国家の敵)、共産主義国家ソビエトは民主主義国家であると説明したが 二つの国を敗戦させた後に何が起こるか考えていなかった
FDRは四人の警察官(米英中ソ)が世界秩序を再構築するとの夢想しかなく 4人の警察官による新集団安全保障機関(国際連合)が出来上がったら自分がその長になるとの夢想しかなかった

1946年12月7日朝 ジョージ・マーシャル陸軍参謀長は所在不明となり 日本からの暗号電報の解読により日本軍の真珠湾攻撃が明解になっていたにも関わらず ハワイを守るショート陸軍中将に警告出来なかったのは マーシャルが所在不明だったためである

本論とは少し離れますが 上記二点は戦後世界史を考えるうえで とても興味深い事実 
ハルノート原案 ヤルタ会談 国際連合 ブレトンウッズ体制 これらの世界史を大きく動かす戦略が 米国の中枢に 潜り込んだ二人のソビエトスパイによるものだった 

当初 戦後のドイツ占領政策は 米国務省(ハル) 陸軍省(スチムソン)が立案する
これにモーゲンソーが反対し FDRが配布済みの計画の回収・練り直しを命じる
モーゲンソーは ドイツを農業国に転換させ 工業地帯であるルール・ザール地方を国際管理下に置き此処から得られる収入を賠償金(20年間)に充てるホワイト案を
提示する

チャーチルは戦争により英国財政が破綻し ドイツ経済の復興による賠償金獲得を目指すが 対英65億ドルの借款でチャーチルにドイツ農業国化計画を了解させる
(秘密協定 ケベック会談 ハル・スチムソンは不参加) 権限外のモーゲンソー財務長官が仕切る

歴史を見る眼が 変わった瞬間を感じています 





by toshi-ohyama | 2018-07-23 06:18 | 幕張図書館 | Comments(0)

江戸切子と珈琲

錦糸町 すみだ珈琲をご紹介します

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錦糸町駅からスカイツリーを正面に見て歩くこと10分程 駐車場もなく 間口二間の狭い入口 店名も控えめに すみだ珈琲があります

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自家焙煎のスペシャルティコーヒーが売り物 この日は 団体のおばさまたちが全員コーヒーソフトクリーム&ゼリーでした
私は初めてだったので オリジナルブレンドコーヒーをいただきます

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グアテマラ産のしっかりした私好みの珈琲でした

此方の売りは 勿論珈琲ですが

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江戸切子のカップを出していただけます 買えば1万円を超える高価な器です

実は はっきり言って 江戸切子に真っ黒な珈琲は似合いません
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如何でしょうか 何も入れない方が 切子は際立って美しい
ため息の出る美しさ 江戸切子のシャープな切込みは息をのみます

珈琲 江戸切子 別々に愉しめます

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豆を買い求め 自宅で自分で淹れてみました 少し深めの焙煎を選びましたが 大正解でした






by toshi-ohyama | 2018-07-21 06:35 | 幕張喫茶店 | Comments(0)

隠し剣 二冊

藤沢周平が 昭和51年から昭和55年まで オール読物に年4作ずつ発表していった剣術シリーズです
昭和二年生まれの藤沢周平50歳前後の作品ですから 脂の乗り切った時代の傑作と云っても良いでしょう

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藤沢は 何処で剣術の勉強をしたのでしょうか
一作ずつ 違う流派の 恐らく藤沢が考え出した「秘剣」をテーマに物語を展開させます
山田洋次監督によって映画化されていますが 山田作品とは かなり違った趣を感じます
作家藤沢も 脚本家山田洋次 そして監督山田洋次も 強烈な個性を持ち 各々の個性を主張しています
映画を離れて 愉しめる二冊です
 

by toshi-ohyama | 2018-07-19 06:41 | 幕張図書館 | Comments(0)

区別が付きますか?

二つの写真を見比べてください

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違いが判りますか?

上がバタール(280円) 下がカンパーニュ(335)円

有名ブーランジェリーMK の商品です

バタールは バターを使っているわけではなく フランス語で「中間」の意味だそうです
バケットより短めということ

カンパーニュは「田舎風」 元々は果物の酵母菌を使って焼いていたそうな 

之だけ酷似していると 間違えますね

さて それでは 之はどっち?

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私が 買い求めたのはカンパーニュです











by toshi-ohyama | 2018-07-17 06:13 | 徒然 | Comments(0)

藤沢周平(5)長門守の陰謀

手元にある文庫は 1983年初版の第31刷なので 文字が小さく老眼鏡なしでは字が読めません

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表題も含めての5編の短編小説 巻末に藤沢周平のあとがきが付いています
藤沢さんが 近所の喫茶店で一人珈琲を愉しむ話を綴っています お代わりを注がれたり女主人に声を掛けられるのが煩わしいと書かれていますが 藤沢さんの自宅などすぐわかるでしょうし 何処の店の話か直ぐ判ってしまう... 意外と無頓着な方だったのかなと思ったりします

巻末の解説に 表題となった長門守の陰謀は 第1巻暗殺の年輪に収められた「ただ一撃」と同じ人物が登場すると書かれています
作家は 登場人物の性格や人となりを綿密に練り上げ物語を構想すると思われます その意味で前作を引き摺ることはないのかと変な心配をしてしまいました
初期の作品は 比較的悲惨な結末や 話の周辺を綿密に書き上げていくが故に話の進行の遅さが気になる傾向があります 年代順に読んでいくとその辺の変化も愉しみに思えます



by toshi-ohyama | 2018-07-15 06:18 | 幕張図書館 | Comments(0)

奇跡的なお値段 赤坂ふきぬき ランチうな重

仲人の故Tさんが大好きだった 赤坂ふきぬき

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このランチうな重が 何と¥1,980円 

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元々 赤坂のランチはお値段高め 其れが余り気にならぬほど給与は毎年うなぎ登りでしたが 現役時代はゆっくりランチを愉しむ余裕は余り有りませんでした
T夫人に誘われて食べたランチは 思わずメニューを確認したほど お安く提供されています
味も立派 現在は9店舗に増え繁盛しているようです 昔は接待用のお店という印象でしたが 今は庶民にも優しい店です

鰻を食べるたびに 小池君を想い出します 定年を愉しみにしていた小池君が逝って2年半 自由人になったら二人で鰻屋巡りを愉しんでいたろうなと 山椒の辛みが心に沁みるひと時でした



by toshi-ohyama | 2018-07-13 06:13 | 幕張食堂 | Comments(0)



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