ラピスラズリブルー

<   2018年 12月 ( 15 )   > この月の画像一覧

阪神大震災の教訓

昭和62年に建てた幕張の自宅ですが 流石に彼方此方傷みはじめ トイレの便器と下水管の入れ替えをしました 総額百万円也

d0338347_07180002.jpg
d0338347_07180131.jpg
雑草生え放題だった北側の裏庭を 工事を担当してくれた方の提案で 防犯砂利なるものを敷きました
踏むと シャリシャリ音がして侵入者が諦めることを狙った仕掛けです

阪神大震災の教訓は 此方

d0338347_07180168.jpg
日本の蛇口は コックを下げると水が出て 上げると止まる
米国は 逆で 上げると流れ 下げると止まります 初めてハワイに行ったとき ホテルで水が出ずにフロントに聞いたら 日本と逆と教えてくれました

阪神大震災では 水場に上から物が落ち 水道のコックにあたり水が出っぱなしになる事故が相次いだそうです
この対策として 米国規格に合わせ コックを上げると水が出るように一斉に替えたのだそうです
今回の下水道工事に際に 交換した蛇口は この新方式
自宅の水場で 此処だけが逆なので どうも戸惑うことも多く 少し苦労しています





by toshi-ohyama | 2018-12-30 07:04 | 徒然 | Comments(0)

日日是好日

樹木希林さんの生前最後の出演映画(実際には最後から二番目)が公開されると聞き 其の原作を手に取りました

d0338347_20185501.jpg
解説に 柳家小三治師匠が「この本は茶道入門コーナーに置く本ではない」と書かれていましたが 正に正鵠を得ています
表千家の武田先生(仮名)の下に通う森下典子さんの書かれたご本人の茶道修業の日々のエッセイです
森下さんは週刊朝日の「デキゴトロジー」取材記者だったそうで 茶道を続けていくうちにやめたくなる正直な気持ちも素直に綴って居られます
何事も 修練を続けていくと成長は直線的ではなく 何も変わらない日々が続き ある日突然 悟りを開くようにパッと視界が開けることがある
心を此処に置いて所作に集中しなさいとの武田先生の叱責を受け続ける 形は教えてくれるが心は教えてくれない そして「気付き」の大切さを語ってくれます

昔 つばめグリルの石倉社長に米国で教えて頂いた「気付き」も 同じことでした
他人に教えて貰ったことは身につかない 繰り返し繰り返し 自分で体験して身に付けたものだけが本物であり 自己成長につながる 
ものごとを教えることは出来ても 成長させることは出来ない 人は自分で苦闘して成長していく

武田先生にお会いしたい と小三治師匠は書かれていますが 私も全く同感です
映画が 愉しみです

表紙の茶碗は 萩茶碗十四代坂倉新兵衛作 即中斎 銘「好日」 
表千家のお茶は 泡だらけにせず 三日月状の表面を残すのだそうです


by toshi-ohyama | 2018-12-28 06:49 | 幕張図書館 | Comments(0)

冬至

何時もほったらかしで 殆ど手入れをしない自宅の庭に 柚子の木があります
多分 世田谷野沢から 横浜綱島を経て 幕張に移植されてきた来た柚子の木です

d0338347_07180023.jpg
神戸の叔父の自宅にも 柚子の木があり叔父が良く段ボールで送ってくれていました
自宅の柚子を収穫したのは 初めてです
冬至に 柚子湯に入る習わしがあることは知っていましたが 自宅の柚子で入るのは初めてでした
多分 長生き出来るでしょう




by toshi-ohyama | 2018-12-26 06:40 | 徒然 | Comments(0)

回天の門

最近 葉室麟に引き込まれ 久し振りの藤沢周平 「回天の門」
d0338347_06571403.jpg
本文561頁の大作 藤沢の故郷 庄内藩出身の清河八郎を取り上げています
藤沢自身が書く恒例のあとがきで 清河八郎は誤解されていると書いていますが
確かにこの小説で新たに知ったことは可成り多かったと感じます

藩内でも有数の裕福な造り酒屋の息子として生まれ 北辰一刀流免許皆伝 文武両道に頭角を現します
桜田門外の変に強い衝撃を受け 虎尾の会を率い 討幕尊皇攘夷を掲げます
虎尾の会は 幕臣であった山岡慎太郎も含まれています
幕府政事総裁職松平春嶽に 急務三策(攘夷の断行 大赦の発令 栄西の教育)を上書し 此れに基づいて幕府は浪士組を結成 清河もこれに加わり 将軍家茂の上洛護衛として 京都に向かいます
入洛と同時に 尊皇攘夷を掲げ朝廷に建白書を提出受理されます
幕府の意向に反する行為に 幕府は驚き浪士組を江戸に呼び戻され 芹沢鴨 近藤・土方の試衛館組と袂を分かちます
清河は 麻布赤羽橋(現在の麻布十番商店街)で 見廻り組に暗殺されます

小説は 浪士組結成までの生い立ちに大半の頁を割いており 余り取り上げられなかった清河の立ち位置を追い掛けます 藤沢の静かで精密な筆致が 清河の実像に迫る秀作です 


by toshi-ohyama | 2018-12-24 06:28 | 幕張図書館 | Comments(0)

アメリカンコーヒーは

銀座のエクセシオール・カフェで見付けた表示です

d0338347_15460719.jpg
コーヒーの提供方法を絵解きしているものなのですが アメリカーノ 即ちアメリカンコーヒーを エスプレッソをお湯で割ったものと表示しています
前職の赤坂本社地下にあった喫茶室では 珈琲を(かなり乱暴に)お湯で割ってアメリカン・コーヒーとして販売していました
以下は ウィキペディアの記述です

アメリカ合衆国式の8段階で表示されるコーヒー豆焙煎度分類法で、焙煎度が低いシナモンロースト(浅煎り)やミディアムロースト(やや浅めの中煎り)の豆を使って、パーコレータなどのコーヒーメーカーで多めのお湯でいれる点が特徴である。アメリカ西部の方が浅煎りの豆を使用し、東部の方が深めに焙煎した豆を使用する傾向がある[3]。味わいとしては、浅煎り豆を使用しているため、苦味よりも酸味が強い味わいとなる。(中略)
通常のコーヒーをお湯割りにしたものを「アメリカン・コーヒー」と認識している人達が見られるが、こうした見方は正確な認識とは言えない。
私も ずっとこう教えられてきたのですが どちらが正しいのでしょうか


by toshi-ohyama | 2018-12-22 06:31 | 雑学 | Comments(0)

歴史のくずかご

半藤一利さんは どうお呼びしたら良いのでしょうか
学生時代は東大ボート部のスポーツマン サラリーマン時代は文藝春秋の編集者
一個人としては 夏目漱石の孫娘のご主人 編集者現役の頃から作家 文筆家...
ご本人は 歴史探偵を自称しています

漱石に関する評論として「漱石先生ぞな、もし」
歴史小説家として「日本のいちばん長い日」「山本五十六」「ノモンハンの夏」
評論家として「清張さんと司馬さん」等々

d0338347_12091569.jpg
ご紹介する此方は 書店向けに発刊している文藝春秋の「新刊のお知らせ」の巻頭言を編集したもの 180話の中から 1コラム1189字に纏め直したと あとがきに ご本人が書かれています
博覧強記という言葉が まず浮かんできます
文藝春秋創始者 菊池寛の言葉に「六分の慰楽 四分の学藝」というのが あるそうで 面白くて為になる という文藝春秋社の編集方針のようなものだそうです
何時も 半藤さんの評論はユーモアにあふれているのは この辺に原点があるようです 





by toshi-ohyama | 2018-12-20 06:25 | 幕張図書館 | Comments(0)

半世紀

大学在学中に奈良薬師寺の門前に合った茶屋で販売していた茶碗 当時薬師寺管長だった橋本凝胤師が「瑠璃光焼」と名付けてくれ
茶屋のご主人の弟さんが近所で焼いていたものだそうです

d0338347_07124132.jpg
お値段は ¥5,000 最も初任給が5万円の時代ですが

茶溜まりに釉薬が固まり 雪山連山のようにも 又 波濤のようにも見えます 淡い釉薬の色が素晴らしい景色を見せてくれます
萩 井戸 志野 唐津等々 色々集めてみましたが 結局この茶碗を超えるものには巡り合っていません
私にとっての大名物です 
 




by toshi-ohyama | 2018-12-18 06:20 | 幕張骨董店 | Comments(0)

「戦争」の昭和史

著者 小川榮太郎(1967年生)は 戦争知らない世代

体験に依らず研究だけでこの本を書き上げたことは 素晴らしいと感じます


d0338347_11541116.jpg
各章を短く切り 冒頭に当時の関係者の言葉を象徴的に掲げているのは とても読みやすく親しみやすい工夫と感じます 何か雑誌に連載するような書き方です


この本を読みながら メモした内容

1949年11月1日 中華人民共和国成立の日

周恩来首相は盧溝橋事件は 中国共産党が 日本軍・国民党軍双方に中国共産党軍が発砲し日華両軍の相互不信を煽って停戦協定を妨害し共産党に今日の栄光をもたらした と発言している

中国に対するアメリカの門戸開放政策は 西側諸国が区画割して中国を収奪したのに対して 自由競争で線引きせず 自由に中国を収奪しようという戦略

日米戦争は 米国側に仕掛けられた戦争 膨張する日本を脅威と感じた米国が予防戦争として意図的に日本を叩いたことにより生起した

1939年(昭和十四年)7月 日米通商航海条約の一方的破棄は 日独同盟締結前であった

昭和15年9月北部仏印進駐により ドイツに敗北したフランスの植民地を奪うことにより 日本はドイツ側に立ち 英米を敵性国家とみなし 欧州戦争にアジア太平洋局面で参戦する可能性を否定しないという立場を表明したことになる

日英同盟を アメリカの強い要請により破棄せざるを得ないところから 日本は頼るべき 組むべき大国を見出せぬまま 国際社会から孤立していった


by toshi-ohyama | 2018-12-16 06:51 | 幕張図書館 | Comments(0)

久保田さんちの市田柿

今年も 市田柿が届きました

d0338347_11553950.jpg
d0338347_11553861.jpg
市田柿は飯田市の名産品 柿そのものより糖度が上がっているので美味しさは 比較の仕様もありません
生産者の高齢化が深刻化しており 収穫量も減って居るようです ここ数年異常気象で中々思うような収穫が出来ず 苦労を重ねて居られる地元生産者久保田さんからの直送です

近年「かぶちゃん農園」なる業者が 通販で売り上げを拡大していましたが 価格が高いのと粒が小さく市田柿の価値を貶めているなと懸念していたのですが なんと倒産してしまったとか 

前職の先輩のお姉さま 久保田さん渾身の市田柿 今年も愉しませていただきます




by toshi-ohyama | 2018-12-14 06:47 | 幕張菓子店 | Comments(0)

若き日本の肖像

d0338347_13503277.jpg
著者 寺島実郎氏は 昭和22年生まれ 早稲田大学の大学院を卒業し昭和48年に三井物産に入社しています
昭和46年迄 三井物産は物産社員の子弟の親子入社は認めていません 此れが故に 父が物産息子は三菱商事というおかしな構図が生じていました 商社マンの子弟は帰国子女としてバイリンガルであり 海外文化を許容する資質も備え 商社員向きであることも事実 昭和47年入社からこの制約が外されました 
私が 就職を迎えた丁度その時に 父は三井物産に在籍し 私が三井物産に応募することも出来た訳で 父から「物産に行くか?」と誘いを受けたこともありました
私自身は 海外経験もなく 語学も堪能ではなく 別の道を歩みました
もし あの時に商社マンの道を選んでいたら 寺島さんと机を並べ 何処かですれ違っていたかもしれないと あらぬ妄想を抱いたこともありました
後日 寺島氏とは 多摩大学学長 私は企業の採用責任者という立場で 出会うことになりますが A5版の自筆のバインダーノートを置き 講演する寺島氏の理路整然とした評論はに聞き惚れることもしばしばでした
私の大学の同期で三井物産に入社し 一年後輩の寺島氏を部下に迎えた方によると 入社当初から新入社員らしさとはかけ離れ 始終上司に提案書を執筆して上申している変わり者だったそうです

著者のこの著作の目的は 二十世紀の総括 そのために1900年という節目の時期に焦点をあてて研究を進めています
敗戦以降 日米安全保障条約を唯一の頼りとしている日本に対して 明治維新後の日本が 欧州文明との接触の中で発展の道を歩んできたことを19世紀の終わりから二十世紀の初頭 1900年という世紀の切り替わりの時期に欧州を訪れ研鑽を重ねた日本人たちに視座を置いて振り返っています
執筆から20年近く経っても色褪せぬ名著と思います


by toshi-ohyama | 2018-12-12 06:50 | 幕張図書館 | Comments(0)



蒼き空を目指して
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
期待以上の乗り心地です ..
by toshi-ohyama at 13:51
電気ブランはアルコール度..
by toshi-ohyama at 13:49
HONDA Insigh..
by 杉下です。 at 10:02
いのうえさんは楽しく、そ..
by 杉下です。 at 20:14
杉下殿 おめでとうござい..
by toshi-ohyama at 13:35
お体、大丈夫ですか。まだ..
by 杉下です。 at 16:39
杉下さん  懐かしい話..
by toshi-ohyama at 11:59
こんにちは。 20代の..
by 杉下 at 12:45
愉しみですね 是非拝見し..
by toshi-ohyama at 06:34
御茶ノ水のmizunoは..
by toshi-ohyama at 06:33
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
スクータの買い替え
at 2019-02-22 06:03
異業の王権
at 2019-02-20 06:31
椿の生命力
at 2019-02-18 06:45
蘇我氏
at 2019-02-16 05:57
初午の愉しみ
at 2019-02-14 06:45
古代飛鳥を歩く
at 2019-02-12 05:58
念願の前川
at 2019-02-10 06:56
古代史謎解き紀行
at 2019-02-08 06:29
お勧めの朝鮮キムチ
at 2019-02-06 06:26
隆慶一郎の柳生一族
at 2019-02-04 08:20
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧