人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラピスラズリブルー

印象、日の出

21年振りに モネの「日の出」が来日しました(10月18日で展示終了)

印象、日の出_d0338347_14523781.jpg

1874年4月開催の第一回印象派展に出展された5枚の内の1点 モネが幼少期を過ごした フランス北西部の街 ル・アーブルの港を描いたのが「印象・日の出」
下の絵は サン・ラザール駅ヨーロッパ橋

印象、日の出_d0338347_14523774.jpg
今回の展覧会では 米国テキサス州立大学の天文学者ドナルド・W・オルセン教授の研究に基づき「印象、日の出」が 1872年11月13日午前7時35分頃の日の出を描いたもの と特定しています 一部には この絵は1872年ではなく73年の作品とか 日の出ではなく日没を描いたものとか 諸説があるようです 

この展覧会を軽蔑の念と悪意をこめて「印象主義の展覧会」と称した評論家ルイ・ルロアの言葉の語源ともなった「印象」という題名は「カタログに載せるために題名をつけてほしいといわれたが、これに『ルアーブルの眺め』という題をつけることはできなかった。そこで『印象』としてほしいと言った。」と云うモネの思い付きによるものであるとか 

会場は 大混雑 入場前に30分程待たされるほど 日本ではモネは人気があります
私の目的は 今回も筆使い 絵の具の混ぜ具合 観れば見る程その技術のレベルの高さに驚嘆します 
特に水面に写る太陽の反射がきらめく様の絵の具の走らせ方を見て居て 何と軽やかで且つ微妙なグラデーションであることよ と眼を奪われました

マルモッタン美術館のコレクションは 印象派の作品をいち早く評価した医師 ジョルジュ・ド・ベリオの収集と モネ自身が最後まで売却しなかった作品を中心にしています
私の印象に残った作品は「印象・日の出」の他に 以下の作品があります
上が「雪の効果・日没」 下が「バラの小道 ジュヴェルニー」

印象、日の出_d0338347_14523721.jpg
雪を描いたモネの傑作には「カササギ」(1869)がありますが 「雪の効果」は1875年の制作ですから印象派が台頭し始めた頃の作品 
バラの小道は1920-22の制作 最晩年の失明した状態で光の印象を描き上げたもの 数えきれない種類の絵の具をキャンバスに置いていった時に 何故このような奥行 立体感 明るさが生まれて来るのか 正にモネ・マジックの極致とも云うべき作品です
以前一度観ているのですが 全く違う印象を受けるのは何故なのでしょうか

最後は モネの終生の親友 ルノワールによるモネ像 
印象、日の出_d0338347_14523707.jpg







# by toshi-ohyama | 2015-10-26 09:07 | 幕張美術館 | Comments(1)

タブレット端末から

初めて出先でタブレット端末から投稿してみます
まだ写真 の挿入は出来ません

タブレット端末から_d0338347_14523707.jpg
t登録してある画像であれば挿入出来そうです

# by toshi-ohyama | 2015-10-21 09:07 | Comments(0)

2年振り

此処からしか観られない東京タワー View Point
何処からのショットか お判りになりますか?

2年振り_d0338347_08591309.jpg
2年振り_d0338347_08591445.jpg

2年振り_d0338347_08591401.jpg
スカイツリーが話題を独占する中 東京タワーは 我々団塊の世代と一緒に歴史を刻んで来ました 昭和33年にその雄姿を現わした時 その雄大さ モダンさに眼を見張りました 公開早々に6千段の階段を父と一緒に登ったのも懐かしい想い出です 小学校4年生でした 映画「Always 三丁目の夕陽」で 昭和30年代の香りを満喫した方も多いかと思います 映画の中ではCGがふんだんに使用されているそうですが 基礎部分から天辺まで全景が見通せる場所は無かったように記憶します

パリのエッフェル塔に比べて デザイン的には東京タワーの方が格段上と勝手に思って居ましたが スカイツリーと比べると何ともクラシックな印象となりました


2年振り_d0338347_10080424.jpg


東京慈恵会医科大学附属病院 中央棟12F病室からの眺めです
一昨年の左鼠蹊部ヘルニア手術での5日間入院に続き 今回は大腸ポリープ2箇所削除で一泊二日のお世話になりました 春の人間ドックで触診により指摘され内視鏡検査で触診とは異なる場所の2箇所を発見 1cm弱のものを摘出しました 糖尿病の投薬治療をして居る為 出欠が止まらなくなる危険があり大変慎重に施術していただきました 年相応に病院に通うことが多くなってきました 此れ又 年相応に友人からの訃報も増えています 皆様も御身体ご自愛ください

 















# by toshi-ohyama | 2015-10-19 12:24 | 日記 | Comments(0)

憧れ

学生時代に免許を取ってから色々車を乗り繋いできましたが 外車を持ったことは有りません

憧れ_d0338347_14074375.jpg
私が ずっと憧れているのは モーリス ミニクーパー
直ぐオーバーヒートするとか 日本には向かない車とも云われますが ずっと一度は運転したい車です

憧れ_d0338347_14074350.jpg
今回 上映中の映画の中に登場するらしく キャンペーンで新宿の映画館のロビーに置かれて居ました
ボディーの割に居住空間が大きそうで 車体のバランスからみると車輪が大きそうで 背が低く スピード感が有りそう

現役のうちは 週末しか乗れませんし 最近は100km乗ると疲れてしまうし そろそろ免許証返上の年も近付いて来たような気もするし
夢で終わってしまうかもしれません

最近の若者は 昔のようにスポーツカーに憧れることもないそうです 五木寛之の短編小説で 夜な夜な首都高速をパトカーと追いかけっこする話がありました
最後は外壁に激突し死んでしまう話だったように記憶しますが 丁度その小説を読み終えた頃 百貨店だかに五木寛之の愛車 BMWが展示されていて
えらく格好良かった...

BMWも憧れの車ですが柄でもないし この車ほどには引き付けられません






# by toshi-ohyama | 2015-10-16 07:55 | 日記 | Comments(0)

大和坐り

月刊誌「和楽」に掲載された写真を切り抜きました

大和坐り_d0338347_10335193.jpg

奈良白毫寺阿弥陀三尊 阿弥陀様に向かって左側に座す右脇侍 勢至菩薩 大和坐りの仏様です
白毫寺は 小高い丘の上にあり奈良市内を見下ろせる絶景の場所で 五色椿 萩 の名所でもあります
本堂に安置された阿弥陀三尊の脇侍は 殆ど見かけない大和坐り 今衆生を救いに地上へ向けて出掛けようとする姿を写しているとのこと 
前傾する角度が可也深いのが特徴です

流石にプロの写真家は 見事なアングルで撮られています 私にはとても真似出来ぬアングルです
勝手に私のコレクションに加えさせて頂きます

大和坐りの仏様を探して 個人的に訪ね歩いて参拝しています

  大和坐りの仏たち





# by toshi-ohyama | 2015-10-14 08:57 | 幕張美術館 | Comments(0)



蒼き空を目指して
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
何とか 完読しました 実..
by toshi-ohyama at 06:38
失礼致しました 掲載写真..
by toshi-ohyama at 07:15
茅ヶ崎店の写真がさかさま..
by 杉下 at 10:22
田賀陽介
by 阿部六郎 at 21:05
東條英機
by 東條英機 at 21:05
正倉院
by 正倉院 at 21:14
岩崎良三 荒張裕司
by 荒張裕司 那須どうぶつ王国 at 21:13
近衛秀麿
by 永井麻央 at 12:12
足代弘訓
by 近衛秀麿 at 12:11
随分安くなって 今は2千..
by toshi-ohyama at 10:28
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
友の死を悼む
at 2023-06-09 05:40
戦争を始めるのは誰か 渡辺惣樹
at 2023-06-08 05:04
茶師 鈴木輝幸
at 2023-06-07 06:37
はくほう時代
at 2023-06-06 06:00
アートフレンズ展
at 2023-06-05 05:40
風塵抄 司馬遼太郎
at 2023-06-04 05:30
梨ジュースあれこれ
at 2023-06-03 05:53
辻番奮闘記四 渦中 上田秀人 
at 2023-06-02 05:34
海軍ドロップス
at 2023-06-01 04:44
この世の春 宮部みゆき
at 2023-05-31 05:31
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧