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ラピスラズリブルー

吉田茂の自問

著者 小倉和夫は 1938年生まれの外務官僚であります 韓国大使 フランス大使を経て 青山学院で教鞭を執っています
吉田茂の自問_d0338347_14465041.jpg
本作は 寺島実郎氏の脳力のレッスンで知りました
1951年1月 講和条約交渉を控えていた吉田茂首相から 日本外交の失敗を 外務省OBから聴取して研究せよとの指示を受けた外務省政務局政務課長 斎藤鎮男と彼の同僚たちが3か月を費やして「日本外交の過誤」という調書として纏め 満州事変以降に外務省の幹部であったOB達に意見を聴取しています
これらを 小倉が評論するという形で 此の本が纏められており 吉田茂の自問は 何処にも登場しません
外務省OB達の回顧は 概ね自己弁護と関係者批判に終始し 反省の念は感じられません
総論的には 外務省には日本外交を担う理念がなかった 小村外相時代の秘密主義 もしくは小村が全てを判断し行動して外交を進めた故に 後継者が育たなかった云々

その局面ごとの事情は 理解出来ますが 読後感に大きな消化不良の生じる一冊でした





# by toshi-ohyama | 2021-11-28 06:03 | 幕張図書館 | Comments(0)

繕って再生

二十年以上 同じシャツを愛用しています
繕って再生_d0338347_15120948.jpg
伊勢神宮を参拝した折に門前町のおかげ横丁で見つけた松坂木綿の専門店「もめんや藍」のオリジナルシャツ
数十種類の柄から気に入ったものを選び注文します 此の柄で 6枚同じものを買い続けています
5年程で 襟首が擦り切れて 外では着れなくなります
一着1万6千円程しますので 捨てるのは勿体ない 以前は泣く泣く廃棄していたのですが 近所の修理屋でほつれを繕い 襟を裏返しにして貰いました
繕って再生_d0338347_15120945.jpg

丁寧に ミシンをかけてくれて ほつれた痕は 殆ど判りません 
繕って再生_d0338347_15120940.jpg

襟だけ裏返したので ボタンダウンの穴が表裏逆になってしまいましたが 気が付く人は居ないでしょう
修理代は 四千八百円 新品の1/3の価格で 蘇りました
少なくとも 後5年は着られますね 生きていればの話ですが...









# by toshi-ohyama | 2021-11-26 07:27 | 徒然 | Comments(0)

脳力のレッスン

寺島実郎氏は年齢では 私より一年先輩 大学院を卒業後昭和48年から三井物産で社会人としてのスタートを切ります
脳力のレッスン_d0338347_10083453.jpg

この本は 彼が雑誌「世界」に連載して来た評論の書籍化 2002年6月分から掲載されています
「脳力」は のうりき と読みます 彼の造語です 物事の本質を考え抜く力 という意味だそうです
彼が良く使う言葉に「視座」があります 中々含蓄のある良い言葉です

心に残った言葉を以下に綴ります

「悠久の歴史の中で「過去」のバトンを受けて「未来」に繋ぐ者として「現在」という瞬間に真剣に立ち向かうことは人間としての責務を果たすことであり 生きているとはそういうことである」

「全く予想もしない局面で進路を問われる事態に直面することがある(中略)その瞬間に蓄積してきた思考の真価が問われるのである」

このシリーズは既に5巻が発刊済み 暫く彼の世界に浸り込みます





# by toshi-ohyama | 2021-11-24 06:51 | 幕張図書館 | Comments(0)

驚愕の演奏

小学生の時に 無理やり習わせられたのがトラウマになったのか Pianoの音色が嫌いです
本年10月 ワルシャワショパンコンクールで二位に入賞した反田(そりた)恭平氏のニュースが流れた時にも 正直「あ そう」という昭和天皇並みの感想しか浮かびませんでした
丁度Eテレでコンクールのドキュメンタリーの放映があり 何気なく録画しました
驚愕の演奏_d0338347_13380354.jpg

写真は彼のHPからお借りしました 悪しからず
2016年デビューとありますので 未だ其れ程キャリアを積んだ演奏家でもありません
ショパンコンクールのために数年間(4年?)ワルシャワで勉強を続けてきたようです
コンクールで使用した楽器はSteinway & Sons 予選で弾き始めて 事前にチェックした時より鍵盤が僅かに重く感じ すぐさま綿密に積み重ねて準備した演奏計画を変更したそうです
演奏技術は 今迄聴いたことの無い超絶技巧の持ち主で 更にはその感情表現は卓越したものであることが聴き取れました
決勝での最後の演奏はショパンのピアノ協奏曲第一番 初めて聴き 初めて感動しました
彼の感情表現は超絶であり感動的であります
ピアノが好きになりました この一言が全てです





# by toshi-ohyama | 2021-11-22 06:53 | 幕張図書館 | Comments(0)

院政

購入して積んで置いたら 二度買いしてしまいました
院政_d0338347_05043560.jpg

ハチマキに大きく「権力の二重構造」と書かれています 
日本の天皇制を長く学んでいます 長く日本の国に続いている天皇制は 日本の統治機構であった時代よりも アマテラスへの祭祀をつかさどる存在であった期間の方が長いように感じます
当初の古代倭においては 豪族の共同統治が続き 豪族の協議により代表としての大王として推挙されていますが 持統天皇が初めて自分の意思で 孫である軽王子に譲位して歴史が変わります
其れまでの大王家の兄弟相続から直系相続となりますが 天皇が後継者の指名権を持ち続けます 
皇位を争う原因は 皇室の持つ荘園を巡る争いであり 院政は政治の主体が院に変わったというわけではなく 律令制は制度として継承され 天皇が握る権力とは 後継天皇の任命権と叙位叙勲という人事権であり 土地問題での係争に対する裁判権でしかありません
院政は「任人折紙」と云われる上皇の意向を書いた書類が摂政関白を通じて朝廷に下されるだけの仕組みです
上皇の意向は 荘園の維持拡大と叙位叙勲 後継天皇の指名に集中しており 国の統治とは遠い存在であったことが浮かび上がってきます
武家政権が長く続いたのも 皇室に国の統治という意欲は薄く 皇室財産としての荘園からの収入確保にしか関心がなかったのではないかという印象を持ちます
読めば読むほど 皇室に対する崇敬の念が薄れていくことを実感します
  






# by toshi-ohyama | 2021-11-20 05:47 | 幕張図書館 | Comments(0)



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